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明治安田Jリーグでは、様々な特徴を持つ選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化することは極めて困難だが、それを承知の上で、プレースタイルなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。今回は、センターバックを本職とするJリーガーの能力値ランキングを紹介する。(選定・文:河治良幸)
20位:鈴木義宜(すずき・よしのり)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年9月11日
所属クラブ:京都サンガF.C.
能力値:76(攻撃力65、テクニック75、スピード70、パワー85、守備力85)
スペシャリティ(特殊能力):絶妙なポジショニング
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対人能力の強さとディフェンスの統率力を備える。特にラインコントロールは絶品で、試合の流れはもちろん、相手のボールホルダーと受け手になるFWの関係を見極めながらラインを上げ下げすることはもちろん、強引なロングボールや縦パスが出てくれば、いち早く体を前に出してインターセプトを成功させる。
オンサイドのギリギリのところからうまく飛び出されたり、マークを外されてワイドに飛び出された時に、リカバリーできないシーンはあるが、自分の担当エリアで相手に隙を与えてしまうことは極めてレアケースだ。
攻撃面では、空中戦の強さを生かしたセットプレーでの得点力に加えて、美しい軌道のロングフィードを得意としており、清水エスパルスに在籍していた2023年の栃木SC戦で、右サイドバックの北爪健吾を斜めに裏抜けさせたスーパーアシストは語り草になっている。
鈴木義宜の価値はパフォーマンスの安定感だけでなく、怪我による離脱が少ないことだ。大分トリニータ、清水、京都サンガF.C.でプレーしてきた過去10年間のプロ生活において、リーグ戦の出場数が最も少なかったシーズンは清水に加入した1年目、2021年の22試合だ。頭部の骨折による離脱だったが、同年の終盤戦には完全復活を果たした。