フットボールチャンネル

「いい例として挙げられる」ターレスは鹿島アントラーズに光を当てる。同僚が見ていた陰の姿、Jリーグ通算10試合目で初ゴール

text by 加藤健一 photo by Getty Images

JリーグをDMM×DAZNホーダイでお得に観る


鹿島アントラーズ 最新ニュース

ターレス
【写真:Getty Images】

Jリーグ通算10試合目で初ゴール

 明治安田J1リーグ第11節、鹿島アントラーズはアウェイ・JFE晴れの国スタジアムでファジアーノ岡山と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。今季リーグトップタイの8得点を挙げるレオ・セアラを欠き、リーグ戦3連敗と苦しんでいたチームに待望の勝利をもたらしたのは、この試合がリーグ戦2試合目の出場となったターレス・ブレーネルだった。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 舩橋祐からのスルーパスを受けたチャヴリッチが、冷静に相手GKを引きつけ、切り返してラストパスを出す。ゴール前に走り込んでいたのは、背番号77だった。師岡柊生に代わってピッチに入ったばかりのターレスは、左足でこれを合わせてゴールネットを揺らした。

 このゴールは、ターレスにとってJ1初ゴールとなる。昨季から鹿島でプレーしながら、ここまで結果に恵まれなかった背番号77が、ようやくつかんだ歓喜の一撃だった。

「ここのところずっと好調を維持していた。監督がそれを見てチャンスを与えてくれたと思う。そのチャンスを自分でつかんだと思うし、それに値する仕事もできた」

 そう語るのは、岡山戦で1得点1アシストを記録したチャヴリッチだ。ともに戦ってきた仲間の活躍を喜んだ。

「監督のファーストチョイスじゃなかったとしても、(ターレスは)自分のことを信じてやり続けた。それによってこういう結果になった。いい例として挙げられる選手だと思う」

 チャンスを与えられなくても腐らず、準備を怠らなかったターレス。総力戦が求められる連戦の中で巡ってきた機会に、それを自らのゴールで結果に変えた。 

 待望の初ゴールは、本人にとってもチームにとっても、大きな意味を持つ一撃となった。離脱者もいる中で、25日からは5連戦がスタートする。「ファーストイレブンじゃない選手たちも準備をして試合に臨まないといけない」というチャヴリッチの言葉通り、総力戦で次戦に臨む。

(取材・文:加藤健一)

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!