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話し合いながら、高め合いながら
前節の川崎フロンターレ戦を0-0で終えた東京ヴェルディ。リーグ戦においては1ヶ月近く勝ち星から見放せられている。昨年の6位という成績を考えると、決していい状況ではないのは確か。では、現在のチームの雰囲気はどうなのか。平均年齢が若いヴェルディにおいて、チームの中でも年長者に部類される馬渡洋樹に聞いてみた。
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東京ヴェルディに加入して約4ヶ月が経過しようとしている。現在のコンディションは「良い」と言う馬渡洋樹は、チーム内でのコミュニケーションもうまく取れているようだ。
「キーパーはポジションが1つしかないですけど、キーパーにしかわからないこともあるし、キーパーグループはどのチームにいても大事だと思っている。話し合いながら、高め合いながらって感じですね」
キーパーグループではどんな会話がされているのか。
「いろんな話をします。もちろんサッカーの話はしますけど、プライベートの話もしますし。でも、試合のことに関してはあまり自分からはしないですね。失点のこととかマテ(マテウス)から『どんなだった?』とか聞いてくることがあるので、それぐらいですかね。他のキーパーが自分から色々とどうこう言うのもどうかなって思っているので」
キーパーグループの関係性の良さが垣間見える。1つしかないポジションを争いながらも、お互いを尊重し合うことは決して忘れない。切磋琢磨しながら日々のトレーニングに向き合っているようだ。これまで数多くのクラブでプレーしてきた中で見つけた、チームメイトとの距離感なのかもしれない。
そんな馬渡にとって、今のヴェルディのチーム状況はどう見えているのか。
「練習では一人ひとり一生懸命やっています。監督の求めることを表現しようとしているのがとてもわかるし、みんな若い分、走れるとか戦えるとかそういうチームの良さがある。(年齢が)上の人たちが多いチームだと、練習の締まり方とか雰囲気とか自然とできてくるところはあると思いますが、うちでは(翁長)聖とか(千田)海人、(谷口)栄斗がやってくれている。自分も年長者なのでもっとやらないとなって感じてます」
無論、馬渡自身はチームを引っ張るようなタイプではないと言う。
「そういうのは全然(笑)。今までのチームは僕より上の人たちが多かったですし。上の人たちがやっているのを見ながら、自分も手抜けないなと思ってやってました」
それでも、「城福(浩)さんがいつも言っている走ることとか切り替えるところなどの“ヴェルディらしさ”はみんなやろうとしている。できている、できていないというよりも、やろうとしている姿勢が大事だと思うので、チームで継続できるようにしていきたい」と、今後のヴェルディの復調を期待させるコメントを残してくれた。
(取材・文:水野裕介)
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