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岩政大樹監督「いつまでもそれを言ってる世界ではない」シーズン中盤戦へ北海道コンサドーレ札幌の選手たちに意識させたこと

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北海道コンサドーレ札幌 岩政大樹監督

【写真:編集部】

北海道コンサドーレ札幌・岩政大樹監督がモンテディオ山形戦へ意気込み

 北海道コンサドーレ札幌は2日、あす3日に控えたモンテディオ山形戦に向け、前日練習を行った。前節、2点ビハインドから追いついて、チームは今季初の引き分けで勝点1を手に入れた。練習後に取材に応じた岩政大樹監督は、過密日程の残り2戦で勝点3を拾う重要性について、チーム内で意思統一を図り、シーズン中盤戦へ気を引き締めた。

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「連戦はもうコンディションですね。そんなに練習できるわけじゃないですし。あとは、チームの進んできているところの共有と今後に向けての意思統一みたいなところは図りました」と中3日で迎える試合への心境を話した。

 山形の順位は13位と札幌の16位より順位こそ上だが、勝点は13と並ぶ。「シーズンの歩みも長いキャンプから入って、そこで苦しんで、前半戦も苦しんだなというところも勝点も同じですし、なんか似たようなところは多いチームかな」と山形へ抱く印象を話したが、対相手のところはそこまで気にしていないという。

「自分たちの強みを出すことがそのまま対相手になりますので、そこは相手に対策してメンバーを選ぶ比率ってのはそんなに多くない。基本的にはチームの流れの中で、調子の良い選手を使ってあげることが1番というふうには思っています」と過密日程の連戦でもあくまで自チームにベクトルを向け、シーズンの序盤で得てきたものを相手にぶつけるという考えだ。

 ここまで12試合を消化し、札幌は4勝1分7敗で降格圏との勝点差はわずかに1と苦しい状況が続いている。1年でのJ1復帰を掲げたシーズンも中盤戦へ突入するとあって、そう簡単に白星を落とすことは許されなくなりつつある。

 7シーズンに及んだミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制が終わり、今年からバトンを受け継いだ岩政監督にとって、序盤戦は選手の競争、チーム内の最適解を見つける作業において必要な時期だったとしたが、「いつまでもそれを言ってる世界ではないので、中盤戦に入っていく中で勝点3は拾っていかなきゃいけないというところは当然意識させましたし、そのために何が必要なのかというところも共有はしました」と語気を強めた。

 このGW4連戦のはじめに、RB大宮アルディージャやV・ファーレン長崎という力のあるチームと対峙して得た手応えを力に変えることができるのか、どうかが勝敗のポイントを分けそうだ。

(取材・文:編集部)
 

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【了】

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