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「中途半端」横浜F・マリノスが泥沼から抜け出せない。選手の言葉から迷走ぶりを感じる「同じやり方で勝てるか分からない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

泥沼の6連敗。迷走する横浜F・マリノス

 明治安田J1リーグ第17節、横浜F・マリノスはホーム日産スタジアムで京都サンガF.C.に0-3で敗れ、クラブワースト記録に並ぶ6連敗を喫した。試合後、勝ち点8で最下位に沈むチームに、多くのサポーターがブーイングを浴びせた。もがき苦しむチームに表出した問題を、遠野大弥は口にしている。

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「本当に全部が中途半端で、ピッチの上に立ってやってる人が感じることと、外から見て感じることがたぶん違ってる部分があるのかと思います」

 10分には諏訪間幸成が負傷でプレー続行不能となり、交代カードを早くも切る展開。19分にはアンデルソン・ロペスがゴールネットを揺らすも、オフサイドにより先制ゴールは幻となった。反対に、31分には左サイドを突破されたところから中央で松田天馬にミドルシュートを叩き込まれ、先制を許した。

 京都の連動したプレスに苦しんだマリノスは攻撃の形を見いだせず、後半には奥川雅也、福田心之助に得点を奪われ、0-3で完敗。10試合未勝利という深刻な状況に陥っている。

「勝ててないので、同じことを同じやり方でやっても勝てるかどうか分からない。何か変化を加えないといけないと思います」

 遠野はこのままではいけないという危機感を露わにした。「ずっと相手が構えている中でやっていても難しい。変化を加えないといけないとやってる自分たちは思いましたけど、それでも監督がそれでいくっていうなら、僕たちは信じてやるのみ」と語る。

 戦術や采配をどうにかする以前の問題もある。「球際、切り替え、ハードワーク、僕自身も含めて姿勢。勝ち負けの前に示さないといけない」と、プレーの質以前にチームとしての根本的な姿勢を問い直すべきだとした。

 苦しむチームで孤軍奮闘する遠野の言葉は、迷走するチームの実情を如実に表している。2試合未消化ながら、残留圏との勝ち点差は10に広がった。そこまで多くの時間が残されているわけではないのが現実だ。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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