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Jリーグ 1か月前

「1アシストは赤点回避」柏レイソル、久保藤次郎の言葉は熱く、そして鋭い。エゴにも近い理想像「そういう選手に…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤井圭 photo by Getty Images

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 早くもシーズン中盤に突入した明治安田J1リーグにおいて、開幕からの好調を維持し続ける柏レイソル。今季新たに加わった久保藤次郎は、チームの快進撃を支える攻撃の要となっている。中学時代を過ごした、愛着のある地元クラブを離れる決断をしてまで追い求める自身の理想像とは。(取材・文:藤井圭)

新生柏レイソルの新たな翼


【写真:Getty Images】

 リカルド・ロドリゲス率いる柏レイソルで右ウイングバック(WB)として躍動する久保藤次郎は開幕当初、自身の求める理想像とは少し異なった評価を受けていた。

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 今季、中学時代に所属した地元クラブでもある名古屋グランパスを離れて、柏への加入を決断。新体制の初お披露目となった、ちばぎんカップのジェフユナイテッド千葉戦に右WBとしてレイソルデビューを果たすと、開幕後も貴重な右の翼として活躍する。

 特に右センターバック(CB)から保持時にサイドバック(SB)へと可変する原田亘、シャドーでスタートしつつ3列目や右サイドに動き直してボールを引き出す小泉佳穂の2人と適切な立ち位置をとって相手を翻弄。互換性のあるユニットは開幕頃から可変型の肝となり、大きな注目を浴びていた。

 序盤戦では唯一の途中出場となった第2節・川崎フロンターレ戦、1点ビハインドの57分に小泉のパスを受けた久保は右サイド深くまで進入し、見事なクロスで小泉の同点弾を演出した。加入後初アシストとなった24番だったが、「自分はもっとやれると思っています。もっと監督の期待に応えたいですし、びっくりさせたいです」と試合後に満足した様子はなかった。

 開幕から劇的な変化を遂げた今季の柏において、新加入3選手による右サイドのユニットは強烈なインパクトを残していた。「自分の新しい特徴にはなりつつあるし、成長だと思います」と連係への評価を素直に受け入れながらも、久保には譲れない想いもあった。

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