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明治安田J1リーグ第19節が5月31日に各地で行われ、ヴィッセル神戸は敵地で柏レイソルと対戦し、3-1で勝利した。この試合で輝きを放ったのが、かつてサッカー日本代表でも活躍した井手口陽介だ。しかし、まだこんなものではない。神戸の3連覇に、彼のさらなる進化は不可欠だ。(取材・文:元川悦子)
「日立台では勝ってない」鬼門で難敵に挑むヴィッセル神戸
2023と2024シーズンのJ1リーグを連覇している王者・ヴィッセル神戸。しかしながら、今季は相次ぐ負傷者とAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)との掛け持ちで開幕から大いに苦しみ、J1では開幕4戦未勝利という予想外のスタートを強いられた。
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その後も勝ったり負けたりが続き、白星先行できるようになったのは4月以降。17試合終了時点で6位と、ようやく上が見える状態になってきた。
そんな中、迎えたのが、5月31日の柏レイソル戦だ。ご存じの通り、リカルド・ロドリゲス監督体制へ移行した今季の柏は序盤から好発進を見せ、この時点で2位をキープしていた。
それだけでも難敵に他ならないが、神戸は三協フロンテア柏スタジアムで分が悪い。扇原貴宏が「日立台では勝っていない」と話していた通り、2022〜2024年の3年間は未勝利なのだ。
直近の2024年は、最終節のひとつ前だった11月30日に対戦。武藤嘉紀の劇的同点弾が生まれ、連覇への起爆剤となった。その昨季MVPが長期離脱する中、現有戦力で何とか乗り切ってタイトルへの可能性をつなげるしかない。そういった意味で、この一戦は極めて重要だ。吉田孝行監督は大迫勇也とエリキをベンチに回し、佐々木大樹や宮代大聖ら若い攻撃陣を軸に挑むことにした。
