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「非常に拙い」北海道コンサドーレ札幌が2点リード守れず天皇杯敗退。「同じようなことが起こってしまってる」

text by 編集部 photo by Getty Images

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北海道コンサドーレ札幌 岩政大樹監督

【写真:Getty Images】

北海道コンサドーレ札幌・岩政大樹監督が試合を総括

 北海道コンサドーレ札幌は18日、天皇杯2回戦で大分トリニータとホームで対戦し、延長戦の末、決着がつかず。PKで敗れた。両者リーグ戦から中2日で迎えた一戦だったが、札幌は木戸柊摩と出間思努がゴールを奪うなど若手が躍動した一方で、勝ち切れない部分が浮き彫りになった。岩政大樹監督は試合後の会見できょうのゲームを振り返った。

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 リーグ戦から中2日でのゲームとなった札幌は、先発を10人入れ替えて臨んだ。この夏の移籍期間で守備陣の宮大樹や浦上仁騎に加え、FWのマリオ・セルジオを獲得するなど、チーム内での競争は激化。出場機会を得た選手にとってはアピールの場となった。

 札幌は前半に木戸柊摩のプロ初ゴールで先制点を奪うと、その後、15日に20歳になったばかりの出間思努が追加点を挙げ、前半を2-1で折り返した。ところが、試合終了を目前にした95分、CKからゴールを許し、同点に追いつかれてしまった。

 その後の延長戦で決着をつけたいところだったが、120分を戦ってもなお、決着はつかず。PK戦の末、2回戦敗退となった。

 ただ、問題なのは15日のFC今治戦に続いて、リードしながら終了間際に追いつかれ、2試合連続で勝ち切れない勝負弱さを露呈してしまったことだろう。

 岩政監督は「2-0の展開の中でのゲームマネジメント、そして前半の終わり際の時間、後半の最後の守りきる時間、非常に拙いゲーム運び。今回だけではないですので、同じようなことが起こってしまってる。今回ももったいない試合だったなというふうに思ってます」と試合を総評した。

 リーグ戦に繋がりそうな部分は、新戦力のマリオが公式戦デビューを飾ったこと、若手の木戸や出間が目に見える結果を残したことだろうか。

 大会方式が異なるにせよ、勝って後半戦へ弾みをつけたかっただけに、厳しいゲームとなってしまった。

 リーグ戦は後半戦に突入し、3日後の21日に藤枝MYFCと敵地で対戦する。ゲームクローズの部分を短い期間でどこまで改善できるか、が勝負を分けることになりそうだ。
 
(取材・文:竹中愛美)

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