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【写真：Getty Images】

北海道コンサドーレ札幌が4試合ぶりの勝利

　明治安田J2リーグ第20節、藤枝MYFC対北海道コンサドーレ札幌が21日に藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。藤枝は前節、カターレ富山に勝ち今季初の連勝を達成と良い流れを掴みつつある。一方の札幌は前節、FC今治に終盤で追いつかれ3試合勝ちがない。勝点22で並ぶ12位・藤枝と13位・札幌の対決だった。

　藤枝は6試合ぶりの先発となったDF森侑里やMF杉田真彦、MFシマブク・カズヨシらがスタメンに入った。

　札幌は昨季の左膝前十字靱帯断裂、今季のヘルニアから復帰したGK高木駿や8試合ぶりの先発となったMF長谷川竜也、FWアマドゥ・バカヨコなどがスタメンに名を連ねた。キャプテンのMF高嶺朋樹が累積警告により出場停止。さらに、ここまで全試合に出場していたMF近藤友喜が欠場となっている。

　先に決定機を作ったのは札幌。7分、左サイドでDF髙尾瑠が頭で折り返し、バカヨコがジャンピングボレーでゴールを狙うが、クロスバーを直撃する。

　両者、高い位置からプレスを積極的にかけ、攻守がよく入れ替わる展開の中、藤枝のGK北村・海・チディがビルドアップをしようと味方へパスを送る。これをMF青木亮太がインターセプトする形でそのままダイレクトで右足を振り抜く。青木のロングシュートがそのままゴールに吸い込まれ、札幌が先制に成功した。

　先制を許した藤枝は攻勢を強める。28分、MF浅倉廉がシュートを放ち、札幌ゴールに襲い掛かると、32分には再び浅倉がPA前から左足で強烈なシュート。しかし、高木のセーブもあり、ポストを直撃する。

　互いに自陣でのミスが目立った前半は、札幌が1点リードで折り返した。

　後半立ち上がり、札幌が仕掛ける。49分、左サイドの青木がPA内にクロスを入れる。走り込んできたFW白井陽斗が右足を振り抜き、ゴール上に突き刺した。白井の今季初ゴールで札幌が追加点を奪う。

　藤枝は果敢に札幌陣内に入り込み、シュートを打つがゴールを奪うことができない。

　その後も藤枝は攻め続け、途中出場のMF芹生海翔がPA内でシュートを放つ。これがDF宮大樹のハンドを誘い、PKを獲得。89分、これを芹生が冷静に決めて、藤枝が1点差に詰め寄る。

　しかし、94分、札幌が藤枝の一瞬の隙をついた。こぼれ球に反応した途中出場のMF原康介が右足でゴールを決め、勝負あり。

　終盤に藤枝の猛攻を受けた札幌だったが、凌ぎ切り4試合ぶりの勝利を挙げた。

【試合結果】
藤枝MYFC 1–3 北海道コンサドーレ札幌
　

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【了】