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2025年の明治安田Jリーグは前半戦が終了し、各クラブは後半戦に臨んでいる。スタジアムでは多くの観客が訪れて賑わいを見せているが、集客に苦戦し「収容率」が低調なクラブも存在する。今回は、今季前半戦におけるJ1~J3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。残念ながらスタンドの熱狂に欠けたクラブをランキング形式で紹介する。※入場者数は『Jリーグ公式サイト』を参照。成績およびデータは6月15日時点
20位:ヴァンラーレ八戸

【写真:Getty Images】
本拠地:プライフーズスタジアム
収容可能人数:5,124人
平均入場者数:1,755人
収容率:34.3%
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2025シーズンの明治安田J3リーグで4位と好位置につけているヴァンラーレ八戸が、今季前半戦におけるスタジアム収容率ワーストランキングで20位となった。
本拠地『プライフーズスタジアム』の収容可能人数は「5,124人」と、決して大きなキャパシティーを誇る会場ではない。それにもかかわらず、今季前半戦の平均入場者数は「1,755人」と伸び悩んでおり、収容率は「34.3%」という結果に。ピッチ上での好成績とは裏腹に、集客では苦戦を強いられている。
もっとも、八戸がただ手をこまねいているわけではない。6月1日に行われたJ3第14節の松本山雅FC戦では『全緑MISSION3000』と銘打った企画を実施。ホームに3,000人の観客を動員するプロジェクトに挑んだ。
結果は2,282人と目標には届かなかったが、こういった施策を積極的に打ち出していく姿勢は今後の集客アップにつながる可能性を秘めている。
2024シーズンのホーム戦における平均入場者数は1,728人で、J3内でも57位の低水準にとどまった。Jリーグに参入した2019年以降、集客面の課題は続いているが、クラブの経営状態に目を向けると、2024年度決算報告では6期連続の黒字を達成するなど堅調な推移を見せている(5月1日掲載/ヴァンラーレ八戸『クラブ公式サイト』より)。
収容率向上のための施策をコンスタントにリリースするには、安定的な収益が必要不可欠。その点、八戸は地方のスモールクラブながら健全な財政状況にあり、新たなPR活動に力を入れやすい状況にあると言える。