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「1個1個バイトするように」アマドゥ・バカヨコは北海道コンサドーレ札幌の勝利のために戦う。「誰よりも自分がもっと厳しい」

text by 竹中愛美 photo by Editor

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北海道コンサドーレ札幌 アマドゥ・バカヨコ

【写真:編集部】

北海道コンサドーレ札幌アマドゥ・バカヨコが今後に向けて意気込み

 北海道コンサドーレ札幌は26日、あさって28日のロアッソ熊本戦に向けてトレーニングを行った。札幌は藤枝MYFCとの前節に勝ち、4試合ぶりの白星を手にしたが、ここまでまだ連勝は1度だけ。チームトップのゴールを挙げるアマドゥ・バカヨコは、今後の戦いに向けて勝利に絡めるようなプレーをしたいと話した。

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 チーム加入2年目のアマドゥ・バカヨコはここまで18試合に出場し、チームトップの5得点をマーク。FW陣の中で最も多いプレータイムとなっている。

 ただ、本人としてはここまでの戦いぶりを「みんな違うスタイルだし、それをどうやってチームに馴染ませていくのか、そういうチャレンジもありました」と振り返り、チームの戦い方にフィットすることが大変だったという。

 前半戦の札幌は勝ったり負けたりが続き、連勝は1度のみ。バカヨコ自身もストライカーとしてふさわしくない行動をしたり、攻守ともに与えられたタスクをやろうとしなかったり、そのプレーに波があることも確かだった。

 自身の課題も「自分が良い試合をしたり、悪い試合をしたり、良いトレーニングをしたり、悪いトレーニングをしたり、自分でもわかってる」とそのムラがあることについては自覚しているようだ。

 ときには周囲から厳しい声もあるが、それよりも「誰よりも自分の声のほうがもっと厳しい。そういう声をコントロールしながら戦っていく」という自負もある。

 課題がある一方で、ポジティブな要素もある。バカヨコがゴールを決めた試合は今季、1度も負けていない。

「良いことしかないですね。もちろん、たまたまですが。いろんなストライカーたちもみんなチームのために(ゴールを)決めたいと思ってるし、僕もチームが勝つために働いている。でも、僕がゴールに絡んだゲームが勝ちに繋がるのは1番気持ちがいいですね」

 1年でのJ1復帰を掲げる札幌はこの夏、FWの補強を行った。バカヨコは「競争は自分にとっても絶対に良いこと。激しい競争のほうがみんなで成長できるから」とポジション争いを歓迎している。

 個人のことよりもすべてはチームの勝利のためなのだろう。バカヨコは今後の戦い方について、変わった表現で話してくれた。

「サンドイッチをこうガーって飲むんじゃなくて、1個1個バイトする(噛む)ように(消化していく)。これからの6ヶ月、すごいいろんなターゲットがありますが、それをずっと考えるよりもどうやって1ゲーム1ゲーム良いゲームになるようにやっていくか。それに絡めるように。まず目標は2試合連勝できるようにすること。そこからまた続けることですね」

 バカヨコが言うように、ひとつひとつ目の前の試合で相手を倒していくことが何よりも大事なことは間違いない。28日の熊本戦で今季2度目の連勝をつかみにいく。
 
(取材・文:竹中愛美)

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【了】

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