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プロクラブにとって観客動員数は単なる数字にとどまらず、クラブのブランド力やサポーターとの絆を象徴する重要な指標である。そこで今回はJ2リーグ前半戦が終了したタイミングで、全20クラブのホームゲームにおける平均観客数を集計。高い集客力を見せたクラブをランキング形式で紹介する。※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月20日時点。
1位:ジェフユナイテッド千葉

【写真:Getty Images】
本拠地:フクダ電子アリーナ
収容可能人数:1万9,470人
今季平均入場者数:1万5,895人
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2025シーズンのJ2前半戦で最も多くの観客を集めたのは、ジェフユナイテッド千葉だ。ホームゲームの1試合平均動員は1万5,895人を記録し、一部のJ1クラブを上回る集客力を見せている。
2010シーズンからJ2で戦い続けている千葉だが、Jリーグ創設時の「オリジナル10」として今なお根強い人気を誇る。今シーズン、観客数が1万人を下回ったのは3月16日の愛媛FC戦のみで、この試合は雨天かつ低気温という厳しい条件下だった。
それ以外の試合ではすべて1万人超を動員しており、安定感のある集客を維持している。
とはいえ、J2で飛び抜けているとは言い切れない側面もある。
第14節・RB大宮アルディージャ戦は約20年ぶりにホームゲームとして国立競技場で開催され、4万9,991人を動員。今季ここまで上位を争う大宮との一戦は話題性も高く、平均観客数を大きく押し上げた。この試合を除いた平均は1万1,633人となり、J2内では4位相当の数字になる。
それでも、千葉の現在の動員力は過去と比較しても高水準だ。J2での過去最多平均は2010シーズンの1万1,689人で、今季はそれに迫る勢い。国立開催を機に久しぶりにスタジアムへ足を運んだファンも多く、クラブの魅力が改めて再認識されたと言えるだろう。
前半戦を首位で折り返した千葉。J1昇格を目指す戦いのなかで、これまで支えてきたファンと新たに戻ってきた観客の融合が、今後の動員をさらに後押しする可能性もある。一過性で終わらせず、継続的な熱量を維持したいところだ。
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