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プロクラブにとって観客動員数は単なる数字にとどまらず、クラブのブランド力やサポーターとの絆を象徴する重要な指標である。そこで今回はJ2リーグ前半戦が終了したタイミングで、全20クラブのホームゲームにおける平均観客数を集計。高い集客力を見せたクラブをランキング形式で紹介する。※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月20日時点。
2位:V・ファーレン長崎

【写真:Getty Images】
本拠地:PEACE STADIUM Connected by SoftBank
収容可能人数:2万27人
今季平均入場者数:1万4,522人
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2025シーズンのJ2前半戦で2番目に多くの観客動員を記録したのは、V・ファーレン長崎だった。1試合平均1万4,522人がスタジアムを訪れている。
本拠地である「PEACE STADIUM Connected by SoftBank(ピースタ)」は、昨年10月に開場したばかりの最新施設で、収容人数は2万27人。毎試合多くの観客が詰めかけ、J2屈指のにぎわいを見せている。
2024シーズン終盤の3試合からピースタでの開催が始まり、平均1万8,963人を動員。2025シーズン開幕節・ロアッソ熊本戦では1万9,248人が詰めかけた。以降はやや落ち着いたものの、前年まで使用していた「トランスコスモススタジアム長崎(トラスタ)」での平均動員8,098人と比べても、大きな伸びとなっている。
スタジアム移転は、観客数の安定にもつながっている。トラスタ時代の2024シーズン第19節・いわきFC戦では雨天の影響もあり、観客数は3,702人と平均を大きく下回った。一方、ピースタは屋根のカバー率が高く、雨天でも観客の減少幅が小さい。実際、開幕戦の熊本戦も雨天だったが、ほぼ満員に近い動員を記録した。
開場直後の話題性による満員はある程度予想通りだったが、その後も安定した集客を維持している点は、リピーターを着実に確保している証拠といえる。現在8位と中位に位置するチーム成績を向上させられれば、さらなる動員拡大も期待できるだろう。
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【了】