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プロクラブにとって観客動員数は単なる数字にとどまらず、クラブのブランド力やサポーターとの絆を象徴する重要な指標である。そこで今回はJ2リーグ前半戦が終了したタイミングで、全20クラブのホームゲームにおける平均観客数を集計。高い集客力を見せたクラブをランキング形式で紹介する。※スタッツはJリーグ公式サイトとデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は6月20日時点。
3位:北海道コンサドーレ札幌

【写真:Getty Images】
本拠地:大和ハウス プレミストドーム
収容可能人数:3万8,794人
今季平均入場者数:1万4,106人
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北海道コンサドーレ札幌は2025シーズンのJ2ホームゲームで1試合平均1万4,106人の動員を記録し、3位にランクインした。
2024シーズンはJ1で19位に終わり、9年ぶりのJ2降格を喫した札幌だが、依然として高い人気を誇る。ホーム開幕節のジェフユナイテッド千葉戦では2万2,292人を動員。これは国立競技場開催を除けば、今シーズンのJ2で2番目に多い動員記録だ。J2最大の収容人数を誇る「大和ハウス プレミストドーム(プレド)」には、安定して観客が集まっている。
札幌がJ2で戦うのは2016シーズン以来。その年はJ2でも最多となる1万4,559人を平均で動員しており、今シーズンの数字はそれに迫る水準だ。
ただし、J1に定着していた2017〜2019シーズンは、3年連続で1万8,000人超を記録しており、J1とJ2の動員差はやはり顕著に表れている。
今シーズン初めて観客数が1万人を下回ったのは、5月17日のカターレ富山戦で、動員数は9,417人。続く第19節のFC今治戦も1万1,086人と平均を下回った。観客動員はやや減少傾向がうかがえる。シーズン序盤に高まっていた「1年でのJ1復帰」への期待感が、チームの成績不振によって徐々にトーンダウンしているようにも見える。
前半戦を13位で終えた札幌。観客の減少はチームへの関心の低下とも受け取られかねないが、裏を返せば、戦績が上向けば動員数も戻る可能性も十分にある。
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【了】