横浜F・マリノス 最新ニュース
【写真:編集部】
横浜F・マリノス諏訪間幸成が全体練習に合流
横浜F・マリノスは7月4日、あすの横浜FCとのダービーに向けて調整を行った。5月17日の京都サンガF.C.戦で負傷した諏訪間幸成が全体練習に合流し、ピッチで元気な姿を見せた。リハビリ期間中は在学中の筑波大学での教育実習、新たな髪色へのチェンジと心機一転、チームのJ1残留へ貢献する。
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
報道陣に公開された練習で赤色の髪の毛でピッチに姿を現した諏訪間。5月17日の京都サンガF.C.戦で右足関節靱帯の損傷を負っていたが、リハビリ期間を経て、7月3日から全体練習に合流した。
「最後のゲームの1歩手前まで来たって感じなので、来週完全に入って、次の名古屋戦を目指してって感じですね」と代表ウィーク明けでの復帰を想定している。
諏訪間が離脱した後もチームは負けが続き、監督に至っては今季だけで2度の交代。いまなお最下位に沈むチームをみていてもどかしく思わないわけがない。
「縦に速いサッカーや繋ぐサッカーをしたいのか、ちょっとちぐはぐした状況を見ていた。でもチームとしてやりたいサッカーがはっきりすれば本当に素晴らしい選手が揃ってるので、強いマリノスを見せることはできるというのを外で見ていて思った。自分もそこにアジャストできるようにここから入っていきたい」
諏訪間は筑波大学の4年生で、3月にマリノスとプロ契約を結んだ。今季は怪我をするまではセンターバックとして9試合に出場していた。
リハビリ期間中は筑波大学での教員免許取得のため、教育実習に参加。「生徒のみんなと仲良くやることができて、授業も自分なりに頑張って、先生方も良い授業だったって褒めてくださったりしてくれた。生徒も誰1人たぶん寝なかったんで良い授業できたんじゃないかなと思います」。
サッカーに活かせそうな部分もあったようだ。
「生徒にどうやってわかりやすく伝えるかだったり、喋り方の部分を結構指摘されて、本当に強弱だったり、重要な部分は本当にゆっくり喋ったりとか、そういう喋り方のコツは先生方に学んで、学びになったと思います」
冒頭の赤髪も教育実習先の高校生から言われたこともきっかけだったようだ。「きっかけは気分転換に。怪我したんでちょっと変えようかなって。生徒たちも染めてみたらみたいな。気合を入れる意味もありましたし、2年生の学年カラーが赤色だったんで、生徒たちと一緒に戦おうみたいな意味も込めて赤色にしました」。
人生で初めて髪を染めたという諏訪間。高校生から受け取ったエールも力に残りのシーズンへ向かう。
「本当にマリノスを応援してくれる人が茨城県でも鹿島の次ぐらいに多かったので、『J1に残って』っていう声が本当にたくさんあったんで、自分がJ1残留のために貢献できるように頑張りたいなと思います」
(取材・文:竹中愛美)
【関連記事】
横浜F・マリノスは見合ったプレーができていない。かけ離れたプランと現実「自分たちのサッカーをするのであれば…」【コラム】
そこにあるのは絶望か? 横浜F・マリノスは同じ失敗を繰り返す。懸命にもがく選手たちの思いは伝わるが…【コラム】
「それまでの何かを捨てなきゃいけない」。横浜F・マリノスのため、飯倉大樹が「次の世代へ伝えていく」【コラム】
【了】