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Jリーグ 5か月前

「気持ちっす」落ち込み、萎縮していた井上健太が横浜F・マリノスのトップ下で輝いた。「めちゃくちゃきつかった」【コラム】

シリーズ:コラム text by 菊地正典 photo by Getty Images

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 横浜F・マリノスは7月20日、明治安田J1リーグ第24節で名古屋グランパスと対戦し、3-0で勝利した。今季2度目の2連勝で3か月ぶりに最下位を脱出。2週間の中断明けから先発を5人入れ替えたマリノスだが、10試合ぶりに先発に名を連ねたのが井上健太。久しぶりのスタメンで指揮官の起用に応えてみせた。(取材・文:菊地正典)

井上健太が今季はじめてのポジションで先発

横浜F・マリノス 井上健太

【写真:Getty Images】

 前線の並びはどうなるのか――。20日に日産スタジアムで行われた名古屋グランパス戦。横浜F・マリノスのスタメンに驚きを隠せなかった。

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 いわきFCから加入してから初の公式戦となる谷村海那がFWとしてプレーするのは当然のこととして、エウベル、ヤン・マテウス、そして井上健太とサイドを主戦場とする選手が3人いる。

 試合開始前の円陣が解け、選手たちがポジションにつく。キックオフのためにセンターサークルに入ったのは、井上だった。

 トップ下でプレーすることを知ったとき、何を思ったのか。そのときの心境を井上はたった一言で表している。

「気持ちっす」

 井上は気持ちを前面に出してプレーするタイプだ。メンタルがいい状態であればチームを勝利に導くようなプレーを見せる。その一方、メンタルが落ち込んでいたりすると自分のプレーができないこともある。

 特に今季は苦しんでいた。思うようにプレーできず、落ち込み、その良くないメンタルを引きずってプレーが萎縮する。悪循環に陥っていた。

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