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FIFAランキング差で見ると? W杯、大金星ランキング1~5位【北中米W杯】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
ワールドカップ 下剋上
FIFAランキング差で見ると? W杯、大金星ランキング【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ(W杯)は、格上相手に命がけで立ち向かうチームが奇跡を起こす舞台だ。FIFAランキングの差が大きいほど、その勝利は歴史に刻まれる。目下開催中の北中米W杯でも大会を盛り上げるアップセットが散見されるが、史上最も力量差を覆した下剋上はどの試合か。今回はFIFAランクが発表された1993年以降の大会を対象に、順位差をひっくり返したマッチアップをランキング形式で紹介する。※各順位は大会開催前のもの[1/5ページ]

5位:サウジアラビア代表対アルゼンチン代表

サウジアラビア代表 アルゼンチン
2022年カタールW杯のサウジアラビア代表【写真:Getty Images】



大会:2022年カタールW杯
FIFAランキング差:48
敗者チームFIFAランキング:3
勝者チームFIFAランキング:51
スコア:2-1

【まさに無敵】

 2022 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会のグループC第1節、サウジアラビア代表対アルゼンチン代表の一戦は、W杯史上屈指の大番狂わせとして世界中に衝撃を与えた。

 試合前のアルゼンチンは、まさに無敵の状態であった。

 前年のコパ・アメリカ制覇を皮切りに、W杯直前まで実に36試合無敗という圧倒的な安定感を誇り、リオネル・メッシの悲願であるW杯制覇を現実的な目標として多くのファンが信じて疑わなかった。

 エースのメッシを中心に、アンヘル・ディ・マリア、ラウタロ・マルティネスら豪華なタレントが揃う同大会のスカッドは、トロフィーを掲げる姿が似合う陣容だった。



【大胆なハイライン】

 試合は序盤からアルゼンチンペースで進み、メッシがPKを冷静に沈めて先制。その後も数度ゴールネットを揺らしたが、サウジアラビアの策が機能した。大胆なハイラインでことごとくオフサイドに引っかけ、以降の相手の追加点をすべて消し去る。

 そして48分、ショートカウンターからサレー・アル・シェフリが鋭いシュートで同点弾を決めると、わずか5分後には10番を背負うサーレム・アッ=ドーサリーが豪快なミドルシュートで逆転に成功。その後はGKムハンマド・アル=オワイスの好セーブでアルゼンチンの猛攻をしのぎ切り、2-1で劇的な勝利を収めた。

 アルゼンチンがW杯でハーフタイムにリードしながら逆転負けを喫したのは、1930年大会決勝以来92年ぶりという歴史的な敗戦。サウジアラビア国内では試合翌日の2022年11月23日を「国民の祝日(休日)」として定められ、国中が歓喜に沸いた。

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