ゴードン・バンクス、ピーター・シルトン、レイ・クレメンス。かつてイングランドは、世界にその名を轟かせるGKを輩出してきた。だが、現在はレベルの低下が叫ばれて久しいポジションである。ロシアワールドカップに臨むメンバーに選ばれた3人の守護神候補も、凡庸の域を出ない。(文:粕谷秀樹)
現在のサッカーにおいてGKの重要性を無視することはできない。セービングの技術はもちろんのこと、攻撃の起点としても期待をされる。強豪クラブ、そしてタイトルを掲げるチームには必ず優れたGKが所属をしている。プレミアリーグには優秀なGKが集まり、控えGKにも代表クラスが勢ぞろい。レベルの高い争いの下、GKという一つしかないポジションを争っている。
現地時間6月10日、フランスで開幕するEURO2016。およそ1ヶ月にわたる大会で欧州王者の座が争われるが、この4年に1度のトーナメントを負傷で逃してしまった選手たちがいる。今回は、今大会でその姿を見ることができない名手11人を紹介する。
今週末も欧州各国のリーグ戦とJリーグが行われる。その中でも、特に注目すべき6人の選手を紹介しよう。彼らはどんな活躍を見せてくれるだろうか。