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海老沢純一

1985年、茨城県生まれのサッカーライター。10年にデンマークへ渡り、スポーツ紙通信員として南アフリカW杯を取材。フットボールチャンネル編集部兼次世代サッカー情報番組「FChanTV」ディレクターも務める。

アジア杯早期敗退はミランに朗報か。忍耐力の欠如、機能不全。2人で本田1人分の“代役”たち

セリエA第20節、ミランは開幕戦では3-1で勝利を挙げたラツィオに1-3で敗れた。年明け以降、4試合で1分け3敗と泥沼にはまり込んだが、本田圭佑はアジア杯を終えてチームに帰還する。この背番号10はチームを再び引き上げられるだろうか。

失われた攻撃の形。本田不在で崩壊したミラン、好調序盤と“真逆”のチームに

セリエA第19節、ミランはホームでアタランタと対戦して0-1で敗れた。アジア杯出場によって本田圭佑がチームを離れてリーグ戦3試合目、好調だった序盤戦で多くの得点を生み出した攻撃の形は完全に失われてしまった。

得意だったカウンターも機能せず。武器から弱点へと落ちた本田不在の両サイド

セリエA第18節、ミランはアウェイでトリノと対戦して1-1の引き分け。本田圭佑がアジア杯で不在となり、エル・シャーラウィも負傷でベンチスタートとなったこの一戦は、両サイドの低調なプレーが目立つ結果となった。

本田不在で機能不全に陥った右サイド。ライバル獲得の危機感は“杞憂に終わる”のか

セリエA第17節、ミランはサッスオーロと対戦して1-2で敗戦を喫した。これまで右ウイングとしてチームをけん引してきた本田圭佑不在の中で行われた一戦は、右サイドが機能せず苦しい展開となった。

データで見る香川の前半戦総括。マンU時代との比較から見えた不振の要因とは?

今季、大きな期待を背負って古巣ドルトムントに復帰した香川真司。しかし、チームの低迷とともに自らも不振に陥っている。データによる分析で浮き彫りとなったその要因とは?

データで見る本田の前半戦総括。8節以降激増したバックパスと枠内シュート率。 後半戦復調の鍵は?

ミランでの2季目、本田圭佑は昨季後半から大きくパフォーマンスを向上して前半戦を終えた。しかし、得点を量産した7節までと無得点続きだった8節以降と二極化した。その要因をデータで分析する。

必然だった0-0。丸腰で戦ったミランとローマ。守備で貢献も攻撃で“武器”になれなかった本田

ミランは、年内最終戦となったアウェイでのローマ戦で0-0のドロー。本田圭佑は守備で貢献したものの、攻撃ではインパクトを残せず。現状では格上ともいえる相手から勝ち点1を奪えたことは成功だが、勝利のチャンスがあったことも事実だ。

オッズで占うCLベスト16。様々な思惑絡む1stレグ。勝負決する2ndレグを有利にするのは!?

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト16組み合わせが決定。海外ブックメーカーのオッズからグループステージ2位通過チームのホームで行われる1stレグの勝敗、スコアを占う。

垣間見えた本田の変化。カウンターのチームにおいてショートパスでアクセント。真の姿で活躍を!

セリエA第15節、ミランはホームでナポリに勝利。支配率で下回りながら2点を奪ったチームにおいて、本田圭佑も存在感を示した。得点を量産した序盤とは別の、ショートパスの出し手としてチームのアクセントとなった。

“がっぷり四つ”の好ゲームを落としたミラン。不発の本田、シーズン後半へ残り2戦が試金石

セリエA第14節、ミランはジェノアとアウェイで対戦して0-1で敗れた。両チームのスタイルが激突したこの一戦、本田圭佑はポジティブな印象を残したものの不発。欧州大会出場権獲得へさらなる活躍が求められる。

あとは得点だけ――。今季序盤と同様の姿を取り戻した本田。チームに「攻撃の形」をもたらす

セリエA第13節、ミランはホームでウディネーゼと対戦して2-0と勝利した。この試合で先発に復帰した本田圭佑は、得点こそなかったものの、チーム全体を活性化させるパフォーマンスを見せた。

歴史的ミラノダービー。5年前は「漫画の世界」。チームを牽引した長友、本田のベンチは“周囲の能力不足”

セリエA第12節、ミランとインテルの直接対決は1-1の引き分けに終わった。長友佑都は先発してチームを牽引する活躍を披露。本田はベンチスタートとなったものの、途中出場して攻守に存在感を示した。

あと1歩が踏み込めず。本田、疲労ピークで4戦不発。代表戦、ミラノダービーと続く試練乗り越えるか

セリエA第11節、ミランはアウェイでサンプドリアと対戦して2-2と引き分け。11試合連続となる右ウイングで先発した本田圭佑は、得点に絡むことなく交代。疲労を抱えたまま日本代表に合流する。

本田&アバーテの右サイド、アンカーのデ・ヨング。武器を封じられたミラン。求められる“プランB”の確立

パレルモに0-2と敗れたミラン。ユベントス戦以来、6試合ぶりの敗戦となったが、パレルモによる徹底した分析と対策がミランのキーマン、デ・ヨング、アバーテ、本田を抑え込んだ。

“相手に合わせ過ぎた”ミラン。2戦連続1-1。不発の本田、活躍の条件は「いかに中央へ侵入するか」

中2日で迎えたセリエA第9節、ミランはアウェイでカリアリと対戦して1-1。前節に続いて2試合連続ドローとなったが、スタッツから見えたその要因と本田が活躍するための条件とは。

“封じられた”のではなく“封じた”。守備で貢献した本田。「セリエAで最も攻守に優れたFW」

セリエA第8節、ACミランはフィオレンティーナとホームで対戦して1-1の引き分け。フル出場した本田圭佑はシュートなしに終わったものの、レーティングでは高評価。攻撃面だけではなく守備面での活躍が光った。

右WGで“オンリーワン”の存在感示す本田。2桁得点ならレジェンド超えも。「ミランの10番」として歴史に名を刻め!

セリエA第7節、ミランはアウェーでヴェローナを3-1で下した。本田圭佑はこの試合で2得点を記録。加入当初は懐疑的な目を向けられた「ミランの10番」として相応しい活躍を見せている。

「勝ちを手繰り寄せた」ミラン。インザーギ監督の修正能力が引き出した本田の“サイドの選手”としての影響力

ACミランは、セリエA第6節においてキエーボを2-0で下した。前半は相手の策にはまって無得点だったものの、フィリッポ・インザーギ監督は後半に修正。本田圭佑も影響力を高めて勝利に貢献した。

【欧州スタジアム探訪:第2回】世界屈指の熱さを誇る内田篤人のホーム フェルティンス・アレーナ@シャルケ

本場ヨーロッパのスタジムを紹介する「欧州スタジアム探訪」。第2回は内田篤人が所属するシャルケのホーム、フェルティンス・アレーナ。

昇格組に2戦連続ドロー、“攻撃的ミラン”への移行は難産か。本田は“カウンターでこそ恐怖を与える選手”

セリエA第5節、アウェーでチェゼーナと対戦したミランは1-1のドロー。この試合では4-2-3-1システムを採用したが、昇格組を相手に2試合連続の勝ち点1。開幕連勝以降、苦しい戦いが続いている。

本田、F・トーレスとの併用でより“右ウイング”の選手に。パス、シュートともに激増。抜群の補完性を示す

セリエA第4節、ミランはエンポリとアウェイで対戦して2-2と引き分けに終わった。過去3戦に続いて右ウイングで先発した本田圭佑は、移籍後初先発したフェルナンド・トーレスともフィット出来る可能性を示した。

【欧州スタジアム探訪:第1回】まるで田舎のパチンコ屋!? コファス・アレーナ@マインツ

本場ヨーロッパのスタジムを紹介する「欧州スタジアム探訪」。第1回は岡崎慎司が所属するマインツのホーム、コファス・アレーナ。

ミラン、ユーベ戦敗因は“右サイドの機能不全”。本田とアバーテの連動性を封じられ打つ手なし

セリエA第3節、ACミランはホームでユヴェントスと対戦するも0-1と敗戦。開幕連続ゴールを決めていた本田圭佑も不発に終わったが、プレーエリアを見ると開幕2戦で機能した攻撃の形が封じられていたことが分かる。

“ドルトムントらしい勝利”。カギは攻撃的CB。積極的な縦方向への意識がスピードある前線を生かす

欧州チャンピオンズリーグ第1節、ドルトムントはホームにアーセナルを迎え、2-0で勝利した。香川真司は欠場となったものの、ドルトムントらしい内容での勝利には“攻撃的センターバック”の存在があった。

アギーレ初陣2連戦の合格者は誰だ! 日本人離れした積極性示した武藤。新体制の象徴となるか

1分け1敗で2連戦を終えたハビエル・アギーレ監督。ブラジルW杯メンバーからは11人が変更となったが、この初陣で招集された選手の評価はどのようなものだったのだろうか?

ミラン連勝も“ドタバタ守備”の改善急務。本田は2戦連発で信頼掴むも、10番の証明は次節ユーヴェ戦の活躍次第

セリエA第2節、本田圭佑は1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献したものの、試合は5-4の乱戦。両チームともの退場者を出すなどドタバタぶりで今後の戦いに不安を残す結果となった。

ドルトムント、“エース香川”が帰還。復帰戦で得点、早くもチームの中心に。監督、仲間の信頼が蘇らせる

ブンデスリーガ第3節、ホームでのフライブルク戦。ドルトムントでの復帰戦となった香川真司は、早くも得点という結果を残した。この先、バイエルンや欧州CLでの強敵との対戦にむけて幸先の良いスタートとなった。

開幕戦ゴールの本田。「非難」を乗り越え、ミラン復活に導くか。その先に超一流の領域がある

ACミランの本田は、セリエA開幕戦となったホームでのラツィオ戦で先制ゴールを決めた。インザーギ監督の初陣での初得点は大きな成果だが、課題も見えた。数多い非難の声を乗り越え、ミランを復活へと導く存在となるか。

移籍即先発のディ・マリア、“マンUのセントラルMF”は適切か? 日本語でボランチも“レアルのインサイドハーフ”とは別物

プレミアリーグ第3節、マンチェスター・ユナイテッドはバーンリーとアウェーで対戦して0-0。昇格組に初の勝ち点をプレゼントしてしまった。そして、移籍即先発となったアンヘル・ディ・マリアはセントラルMFとしてプレー。しかし、そのポジションは適切なのだろうか?

マンU、パス本数で圧倒も決定機の回数で下回りドロー。チームの完成度はまだまだ未熟。香川は次戦カップ戦で出番か

プレミアリーグ第2節、マンチェスター・ユナイテッドはアウェーでサンダーランドと対戦して1-1の引き分け。ルイス・ファン・ハール監督が導入した新システムは機能せず、苦しい船出となった。そして、香川真司は開幕戦に続いて出場機会を得られなかった。

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