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海老沢純一

1985年、茨城県生まれのサッカーライター。10年にデンマークへ渡り、スポーツ紙通信員として南アフリカW杯を取材。フットボールチャンネル編集部兼次世代サッカー情報番組「FChanTV」ディレクターも務める。

ブンデス勢は好位置も、プレミア勢は厳しい立場。本田&長友は名門再建のカギを握る存在に。海外組の現在地をチェック

今シーズンも多くの日本人選手が海を渡ったサッカー界。海外移籍は珍しいものではなくなった近年の日本人選手だが、クラブでの立ち位置はどうなっているのだろうか?

バーゼル辛勝も、柿谷は右WGで印象残らず。3戦3ポジション起用で“右肩下がり”。CL出場へ8月残り2戦が正念場

スイス・スーパーリーグ第6節、バーゼルはアウェーでのシオン戦を3-2で制した。柿谷曜一朗は2試合連続の先発出場となったものの、インパクトのあるプレーを見せることが出来ず交代。ポジション争いは厳しい状況に追い込まれた。

マンUが失った大切なもの。指揮官に求められる“勝者のメンタリティー”の再起。香川はシグルズソンの笑顔に何を思う?

プレミアリーグの14-15シーズンが開幕。マンチェスター・ユナイテッドは、アウェーでスウォンジーと対戦し1-2で敗戦。大きな期待を寄せられたファン・ハール監督の初陣を落とし、香川真司がピッチに立つことはなかった。

柿谷、初スタメン&フル出場も今季初黒星。無得点も同僚は柿谷に注目。“パスを出してもらう”ハードルはクリア

スイス・スーパーリーグ第5節、バーゼルはザンクト・ガレンと対戦して0-2と今季初黒星。この試合で初スタメン&フル出場した柿谷曜一朗は無得点に終わった。柿谷が今後、チームにとって重要な存在となるために成すべきこととは?

アギーレ監督の言葉からメンバーをシミュレーション。トップ下廃止で本田は選外か。柴崎&宇佐美の選出とスタメン定着に期待

日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督が来日会見を行った。そこでは、これからの4年間で目指すチーム作りのヒントがちりばめられていた。アギーレ監督の言葉をもとに、9月5日に迫った初戦のメンバーをシミュレーションする。

柿谷、移籍後初ゴール&アシスト。チームを救う活躍で熱狂的サポーター湧かせる。成長出来る環境整ったバーゼルへの移籍は「大正解」

スイス・スーパーリーグ第4節でバーゼルはチューリッヒを4-1で下した。この試合で途中出場した柿谷曜一朗は、1ゴール1アシストの活躍。欧州でも屈指の熱狂的なサポーターを湧かせ、監督の評価も大きく上げた。

明確になった選手の役割、全てが連動する3-4-1-2。マンUは昨季と何が変わったのか? 新指揮官のスタイルを読む

ルイス・ファン・ハール監督にチーム再建を託したマンチェスター・ユナイテッド。プレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」では優勝という結果を出したが、ここまでの試合でファン・ハールのスタイルは見えたのだろうか。

世界一の代理人ジョルジュ・メンデス。今夏の利益は約100億円の可能性も。クラブやファンには“悪徳”も選手には“敏腕”な存在

年々高騰し続ける選手の移籍金。その裏には代理人の存在がある。クリスティアーノ・ロナウドを筆頭にスター選手を顧客に抱えるジョルジュ・メンデス。今シーズンはハメス・ロドリゲスを約110億円でレアル・マドリーへ移籍させたが、合計でどれほどの利益を得たのだろうか?

マンU「ICC」制覇も、2シーズンで失われた香川の輝き。「長いシーズン、必ず出番は来る」で満足か?

プレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」で優勝を果たしたマンチェスター・ユナイテッド。香川真司は、この試合も後半途中から出場したが、やはりドルトムント時代の輝きは失われている。その輝きを取り戻すには移籍しか道はないのか。

香川、好アシストもマンUでは“2ndチョイス”止まり。噂の上がるアトレティコはポジション&外国籍枠に空きあり

米国で行われているプレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」。マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリーと対戦して3-1で勝利を収めた。後半17分から出場した香川は、ハビエル・エルナンデスへのアシストを決めて存在感を示したが、移籍と残留のどちらの道を選ぶのだろうか。

「世界最強リーグ」も遠い記憶…。UEFAランク5位転落のセリエA。ヨーロッパリーグ軽視が招いた凋落

今シーズンのUEFAリーグランキングでポルトガルに抜かれ、5位に転落したイタリア・セリエA。かつては「世界最強」とまで謳われたリーグの凋落ぶりが著しいが、再浮上の見込みはあるのだろうか?

マンCに勝利もリヴァプールに残る不安。埋められないスアレスの穴

プレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」において、リヴァプールとマンチェスター・シティが対戦。8月16日に開幕するプレミアリーグに先がけて一足早く実現したこの試合から、両チームの今シーズンを占う。

香川、『ファン・ハール監督がトップ下で評価』にはらむ危険性。マンUでの未来はセンターハーフにあり

プレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」でマンチェスター・ユナイテッドとインテルと対戦し、PK戦の末にユナイテッドが勝利。後半開始から出場した香川は、ついにトップ下で起用。しかし、実際にはこの起用は危険性をはらんでいる。

攻守に完成度の低いミラン。本田も印象に残らず“空気”に。精度低すぎるFKへの欲望は捨て去るべき

米国で行われているプレシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」。ACミランは、第2戦でマンチェスター・シティと対戦して1-5と惨敗。大量失点による連敗を喫したインザーギ新体制は新シーズンまでに完成度を高めることが出来るのだろうか。

“ボランチ”香川、最大のライバルはエレーラ。ローマ戦及第点も、もっと自らの武器を。ファン・ハールの下、新たな可能性に賭けるか

米国で行われているプレーシーズンのカップ戦「インターナショナル・チャンピオンズカップ」。マンチェスター・ユナイテッドは、ローマと対戦して3-2で勝利を収めた。後半からセンターハーフとして出場した香川は十分なアピールが出来たのだろうか?

ミラン、インザーギ監督の初陣は0-3。本田は右ウイングで途中出場もインパクト残せず。開幕までにクリアすべき課題とは?

欧州の強豪8クラブが集結した「インターナショナル・チャンピオンズカップ」。ACミランは、開幕戦でオリンピアコスと対戦。インザーギ監督の実戦初采配は厳しいものとなり、途中出場の本田はインパクトを残せなかった。

既に100億円以上投入したクラブが5つも。移籍市場前半戦を総チェック! 欧州で最も戦力アップに成功したのは?

W杯終了後、各クラブも本腰を入れてきた選手補強。序盤の移籍市場でスタートダッシュを決めたクラブはどこなのだろうか? 各リーグ主要クラブの補強をチェックする。

【数字で振り返るW杯】データで選出する“真のMVP”はマッツ・フンメルス! 攻守両面で極めて高い貢献度

メッシがMVPに選出されたブラジルW杯。しかし、この人選には多くの批判が集まっている。では、データ上から割り出される“真のMVP”は誰なのだろうか? 攻撃のみならず守備面での貢献度も選考基準に加えて選出した。

【数字で振り返るW杯】全64試合の“ベストバウト”は? 最も攻撃的で最もGKがシュートを防いだ白熱の接戦

熱戦が続いたブラジルW杯。その全64試合中、最も白熱した“ベストバウト”はどの試合だったのだろうか? FIFA公式サイトが掲載する試合別のデータから探った。

【数字で振り返るW杯】運動量と技術を兼ね備えた“ハイブリッド”な選手はボスニア代表ベシッチ。ドイツを追われた若手が大舞台で花開く

現代のサッカーで選手に求められる運動量と技術。この両方を兼ね備える選手は誰なのだろうか? ブラジルW杯のデータを基に算出したランキングを見ると、新たな才能が発掘された。

【数字で振り返るW杯】中央突破回数トップも決定力29位の日本代表。“ブラック企業”並の生産性の低さ

全日程が終了したブラジルW杯。FIFAサイトでは多くのデータが掲載されている。このデータを基に分析すれば、様々な情報を知ることが出来る。今回は攻撃の効率性を調べた。

明暗を分けた選手層。シュールレとゲッツェ、交代選手が試合を決めたドイツ。低調なパフォーマンスに終始したアルゼンチン

ブラジルW杯決勝。勝敗を分けたのは交代出場選手のプレーだった。ドイツはシュールレとゲッツェが試合を決め、アルゼンチンはアグエロとパラシオが低調なパフォーマンスに終わった。

言い訳できない2連敗。明確になったブラジル代表の立ち位置。卓越した手腕発揮したオランダ指揮官はマンUへ

ブラジルW杯3位決定戦、ブラジルはオランダに0-3と完敗。チアゴ・シウバは復帰し、ネイマール不在も言い訳に出来ない敗戦で現在の立ち位置は明確になった。

大量点より面白い0-0。大会前、守備を不安視されたアルゼンチンとオランダによる究極の守備合戦

W杯準決勝の第2試合、オランダ対アルゼンチンは、0-0の末にPK戦をアルゼンチンが制した。ドイツがブラジルに歴史的大勝を収めた試合とは正反対の展開となったが、その第1試合を上回る見応えがあった。

「オフェンスはディフェンスから」。サッカーチームの理想を体現したドイツ。ブラジルは主将とエースの穴を突かれて歴史的惨敗

今大会屈指の好カードであり、優勝候補同士の激突となったW杯準決勝ブラジル対ドイツ。しかし、結果は7-1。歴史に残る惨敗を喫したブラジルだが、その要因はやはり主将とエースの不在にあった。

アルゼンチン、「不安定」と言われた守備陣が奮闘。イグアイン初ゴールで攻守に上向いた矢先、ディ・マリア負傷で暗雲

ベルギーを1-0で下して24年ぶりのベスト4進出を果たしたアルゼンチン。この試合では、不安視されていた守備陣が終盤の猛攻を耐える奮闘ぶりで勝利をたぐり寄せた。攻撃陣では、イグアインが大会初ゴールを決めるも、ディ・マリアが負傷交代で準決勝に向けて不安を残した。

ハメスとクアドラード、2人のキーマンを封じられたコロンビア。相手の長所を潰したブラジルの強さが光るも、準決勝へ大きな不安

ブラジルに敗れたコロンビア。ハメス・ロドリゲスとフアン・クアドラードという今大会で評価急上昇の2人を封じ込まれた。一方で地元優勝へ一歩前進したブラジルだが、ドイツとの準決勝へ大きな不安を残した。

メッシは苦戦の要因にあらず。走行距離平均わずか8.25kmもチーム救う活躍。“走らない”ではなく“走らなくて良い選手”

スイスとの決勝トーナメント1回戦において、延長後半13分にディマリアの決勝点をアシストして4戦連続マン・オブ・ザ・マッチに輝いたメッシ。今大会、チームを救う活躍を見せ続けているが、スタッツを見ると走行距離が圧倒的に少ないことが分かった。

8強そろったW杯、賭け率から優勝国をシミュレート。各社ともブラジル有力。高額配当のコロンビア、新星ハメスが人々の懐を潤すか

ブラジルW杯もベスト8までが決定。ベスト4、決勝進出、優勝はどのチームになるのだろうか? 主なブックメーカーのオッズから今後の展開をシミュレートしてみる。

「諦めたら試合終了」を体現したアルジェリア。足がつっても体が動かなくても全力。敗戦の先に4年後を見据える

延長戦の末、ドイツに敗れたアルジェリア代表。序盤から全力で走り抜き、延長突入後には足をつりながらも諦めない姿勢で一矢を報いた。若手が揃うチームだけに4年後への期待も高まる。

大会前から蔓延した満足感。日本代表、必然の苦戦。コロンビア戦で求められる「気持ち」でなく「心」の入れ替え

2試合を終えて勝ち点1。この現状に選手たちは「予想外」とコメントしている。しかし、本当に予想外だったのだろうか。この苦戦は既に大会前のコメントから感じ取れていた。

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