英国人記者が語るJ3。「全国リーグでの実施は理解出来ない」「高校サッカーが面白いなら楽しめるはず」

来日30年。マイケル・プラストウ氏は、日本サッカーの黎明期から見つめ続けている英国人ジャーナリストだ。人種差別の問題や、J3創設、2ステージ制、秋春制以降問題などJリーグは新たな転換期を迎えている。プラストウ氏は、そんな日本サッカーの現状をグローバルな視点から語ってくれた。第3回は、J3創設とJリーグの目指すべき将来について。

2014年03月27日(Thu)8時34分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images , Asuka Kudo / FootballChannel
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J3発足。拡大はプラスも、方法は“ギリギリ”

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今季から発足したJ3【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

――今季からJ3が発足しました。J3は日本サッカーにどんな影響をもたらすと思いますか?

「イギリスとフランスは、どんな小さい町にもセミプロクラブがあります。イングランドは5部の途中まで完全プロです。その下にもたくさんクラブがあります。そして、FAカップやリーグカップでプレミアのチームと戦う。そのときには、自分たちの代表として、すごく意識が高くなりますね。

 Jリーグが拡大しているのはすごくいいことです。どの町にもクラブがあれば、どこでもプロ選手を育成出来る。さらに、プロになれなくても、大人になってからもサッカーを真剣にプレー出来る環境が出来るのは素晴らしいこと。サッカーに本当に詳しい人が日本中に散らばりつつありますね。

ただ、私から見ると、J3など拡大方法にはギリギリな面があります。小さいクラブが秋田から沖縄まで旅をするだけでも本当に大変です。イングランドの方が日本よりも小さい国にも関わらず、きっちり地域で分けてあります」

――ヨーロッパでは、どのカテゴリーまでが地域リーグになっていますか?

「イングランドは5部まで全国リーグになっています。スペインは2部まで、ドイツは3部までが全国リーグです。Jリーグは、まだ数が少ないから仕方ない部分もありますが、本当はJ2もJ3のチームと合わせて地域リーグにした方がいいのではないかと思いますね。北と南で分けた方が良い。

 今のままでは、いつクラブが破綻するか分からない状況です。まあ、イギリスは毎年どこかが破綻しているから、大きなことは言えないけどね(笑)」

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