「勝ちを手繰り寄せた」ミラン。インザーギ監督の修正能力が引き出した本田の“サイドの選手”としての影響力

ACミランは、セリエA第6節においてキエーボを2-0で下した。前半は相手の策にはまって無得点だったものの、フィリッポ・インザーギ監督は後半に修正。本田圭佑も影響力を高めて勝利に貢献した。

2014年10月05日(日)10時27分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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中を固めたキエーボ。これまでの攻撃パターンが封じられる

「勝ちを手繰り寄せた」ミラン。インザーギ監督の修正能力が引き出した本田の“サイドの選手”としての影響力
インザーギ監督によって新たなスタートを切った今季、最もフォーカスされているのは両サイドの攻撃力【写真:Getty Images】

 ACミランは、開幕連勝となった第1節ラツィオ戦と第2節パルマ戦以来の勝ち点3を手にしたが、この今季3勝目は多くの点で確かな手応えを掴んだものとなった。

 インザーギ監督によって新たなスタートを切った今季、最もフォーカスされているのは両サイドの攻撃力。エル・シャーラウィやメネズ、ボナヴェントゥーラ、デ・シーリオが左サイドからチャンスメイクをして右の本田が仕留める。本田が中に入ることでアバーテがオーバーラップをする。

 チームに浸透している“攻撃の形”のほとんどがサイドを起点にしたものだったが、この日の対戦相手となったキエーボのコリーニ監督はサイドを抑えるのではなく、中央を固める戦い方を選択した。

 キエーボのプレーエリアを見ると、自陣ペナルティエリア周辺が28.22%となっている。前節の相手チェゼーナが22.16%、前々節の相手エンポリが21.99%だったため、キエーボはより中央を意識していたと言える。

 実際、前半はこの戦略が奏功しており、ミランは“生命線”とも言える『本田が中へ入る動き』を抑えられ、本田は一度もペナルティアークを超えることなくプレーエリアが右サイドに限定されていた。

 前半のアタッキングサードでのエリア別の割合を見ると、右サイドが41.47%だったのに対して中央は26.83%。前節が右サイド31.25%、中央35.41%だったことからも思い通りの動きが出来ず、苦しい状況でのプレーを強いられていたことが分かる。

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