ドイツ組が語る内田篤人―ブンデスリーガで成長する右サイド―

ドイツ・ブンデスリーガで活躍する日本人選手は、内田篤人の持ち味をどのように感じているのか。同リーグ、日本代表で右サイドを主戦場とする、岡崎慎司、酒井宏樹、酒井高徳の言葉から、プレーにおける内田の成長について迫っていく。

2014年01月22日(Wed)11時23分配信

text by 元川悦子 photo Kenzaburo Matsuoka , Kazhito Yamada / Kaz Photography
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【フットボールサミット第16回】掲載

若手をリードする内田の存在

ドイツ組が語る内田篤人―ブンデスリーガで成長する右サイド―
内田篤人【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 2010年南アフリカワールドカップ直後にシャルケの扉を叩いてから、フェリックス・マガト、ラルフ・ラングニック、フーブ・ステフェンス、イェンス・ケラーという4人の指揮官の下でプレーしてきた内田。移籍直後のマガト時代は、1日3部練習のハードな練習を課せられ、CL、ブンデス、ドイツカップを並行して戦うというドラスティックな環境の変化に直面した。

「試合があっても2部練は当然。今やっているダッシュがいつ終わるのか、次の練習が何時から始まるのか全く分かんない。周りのことなんか気にしている余裕なんて全然なくなった。サッカーのことだけ考える毎日です。

 プレーに関しては『自由にやれ』と言われているんで、今はちょっと大げさなくらい前へ出て行くようにしています。バランスを考えたら本当はそこまでやらなくていいんだけど、『内田は攻撃的な選手』って分かってもらうためにね。開幕から先発で使ってもらっているけど、いつベンチ外になるか分かんない。すごい危機感の中、やってます」と当時の内田は新たなチャレンジに目を輝かせていた。

 初参戦のCLで勝ち進み、決勝トーナメントでバレンシア、インテル、マンチェスター・ユナイテッドといった強豪と対峙する中で、内田は世界の凄さを体感した。

「やっぱりCLはベスト4から。準々決勝のインテル戦は向こうが勝手に崩れたからサッカーにならなかったけど、準決勝のマンUからは違った。同じスポーツじゃないというか、どうやったら勝てるのかなと。『ああ、こいつらには勝てねえ』って思いましたね。(ウェイン)ルーニーなんかボールが回らないと思い始めたら、引いてきてサイドチェンジしてまたボールをもらって動いてたし、点も取る。ああいう変態なやつがいる。

(リオネル)メッシにしても、クリスティアーノ・ロナウドにしてもそうだから」と本人も語っており、超越したレベルを自分の中に刻み付けてきた。

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