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Jリーグ 9年前

【英国人が斬る】悲惨なACL開幕を迎えた日本勢。ホームで勝てないJクラブ、アジア制覇は前途多難な道のり

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

アウェイ戦は環境が異なると語るセレーゾ監督

【英国人が斬る】悲惨なACL開幕を迎えた日本勢。ホームで勝てないJクラブ、アジア制覇は前途多難な道のり
鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督【写真:Getty Images】

 昨年のJ1王者ガンバ大阪と2位浦和レッズは過去にACLの優勝経験があり、突破の可能性が高いグループに入ったように見えた。だが、両チームとも開幕戦での敗戦を回避できなかった。大会終盤まで戦い抜くつもりならば、すぐに勝ち点を取り戻さなければならないだろう。

 浦和レッズが戦力で劣る水原に敗戦したことには失望したが、それほど重大なことではない。これはアウェイでの結果であり、ホームで戦える試合が多く残されている。しかし、鹿島アントラーズとガンバ大阪にとって早い段階でのホーム戦黒星は損失が大きい。

 先週のJリーグプレスカンファレンスで、鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督は、「国際大会では慣れ親しんだ環境でいかにより良いプレーが出来るかが重要になる」と述べていた。

「ACLで戦うためには重要なことがひとつある。それはクラブがホームとアウェイでのプレー方法を知ることだ」と活気に満ちたブラジル人指揮官は語った。

「ACLのアウェイでプレーすることは日本国内のアウェイ戦とは異なる環境を意味する。もちろん他国で自分たちのフットボールをすることは難しい。だから我々は正しくそれを学ばなければならないし、ホームとアウェイの違いを意識しなければならない。ホームでは絶対に勝つ必要性がある」

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