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浦和が北京国安と痛恨のドロー。GL突破へ僅かな望み残す

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

浦和が北京国安と痛恨のドロー
同点ゴールを挙げるDF槙野【写真:ダン・オロウィッツ】

【浦和レッズ 1-1 北京国安 ACLグループG第4戦】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第4戦が8日に各地で行われ、J1の浦和レッズはホームで中国の北京国安と対戦した。

 浦和は前節、北京国安の敵地に乗り込み、0-2で敗戦。これで予選リーグ最初の3試合は全敗となり、現在は勝ち点0の最下位に沈んでいる。浦和はグループ突破の可能性を残すためにも、勝利が絶対条件となる大一番に臨む。

 試合が始まると、北京国安に最初の決定機。26分、FWフェイズラフがくさびのパスを受けると、高いラインを保つ相手DFの背後へワンツーで抜け出し、GK西川と1対1に。しかし、シュートは正面をつきゴールならず。

 32分には、最前線でフリーになるフェイズラフが、自陣に攻め込む浦和のシュートのこぼれ球を拾い、ハーフラン手前から独走しゴール前へ。しかし、相手DFの必死のディフェンスに阻まれ、決定機を生かせず。

 すると北京国安は33分、直前のプレーで得た右CKからゴール前に詰めていたFWダーバオが押し込み、敵地で貴重な先制ゴールを挙げた。

 浦和も負けじと反撃に出る。35分、人数をかけて攻め込み、最後はMF柏木がエリア内から左足で狙うもGKヤン・ジーのセーブに遭い、得点ならず。

 前半は北京国安が1-0でリードしてハーフタイムを迎える。

 後半に入ると、浦和が一方的に攻め込む展開が続く。最終ラインからゲームを組み立て、パスワークで相手を崩そうとするが、北京国安の体を張ったプレーを前になかなかシュートまで持ち込むことができない。

 すると浦和はセットプレーから得点機。74分、右CKからDF槙野が頭でゴール左に叩き込み、同点に追いつく。

 逆転を狙う浦和は、サポーターの声援に後押しされ、ボールを最後まで追いかけるも、チャンスを作れない時間帯が続く。

 後半終了間際には北京国安のDFラン・ジョンが浦和の選手に手を出してしまい一発退場。最後は荒れた展開となってしまい、試合は結局1-1のまま終了した。

 浦和は次節、水原三星ブルーウィングスと、北京国安はブリスベン・ロアーとそれぞれホームで対戦する。

【得点者】
33分 1-0 ダーバオ(北京国安)
74分 1-1 槙野(浦和)

【了】

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