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リーグ初ゴールの広島FW浅野。鋭い突破からのシュートは「宇佐美選手を見て勉強していました」

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

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リーグ戦初ゴールを決めた浅野拓磨【写真:ダン・オロウィッツ】

 明治安田生命J1リーグ1stステージ第6節が18日に行われ、アウェイのサンフレッチェ広島はFC東京を逆転で下した。

 1-1の同点で迎えた72分、広島は佐藤寿人に代わってFW浅野拓磨が投入された。スピードを生かして裏へ抜けろという指示を森保一監督から受けていた若手ストライカーは、指揮官の起用に結果で応える。

 82分、ピッチ中央付近でパスを受けるとドリブルを開始。PAを横断するように持ち込むと、最後は渾身のシュートをニアサイドへ突き刺した。

「あの時間帯でしたし、相手も疲れていた。自分のやるべきことはあれだった」と、鋭い仕掛けからのゴールを喜んだ。

 相手守備網を切り裂く突破。意識していたのはガンバ大阪でゴールを量産する宇佐美貴史だ。

「普段からイメージしていて、宇佐美選手のドリブルからのシュートを見て勉強していました。ターンした時点で勝負できると思ってました」と振り返った。

 リーグ戦初ゴールを刻んだが、満足はしていない。「これまでもチャンスがあった中で決め切れなかった。ここからどんどん取れれば」と、前向きに語った。

 リオ五輪世代の点取り屋が、広島に4試合ぶりの勝利をもたらした。

【了】

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