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香川真司 9年前

ドルト戦は「ボーナス」。楽観主義を勢いにつなげる昇格組ダルムシュタット。香川は勝利を取り戻せるか

ブンデスリーガ第7節、ドルトムントはホームに昇格組のダルムシュタットを迎える。前節、ホッフェンハイム戦での引き分けで公式戦の連勝が11で止まった。先発が予想される香川真司は今節での勝利を絶対条件とした。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

再び勝利を重ねるための重要な一戦に

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勝利を絶対条件とした香川真司【写真:Getty Images】

 昇格チームの勢い=フットボールの醍醐味の1つである。2015年9月27日のブンデスリーガ第7節で、ボルシア・ドルトムントは“昇格組”SVダルムシュタット98をホームに迎える。

 BVBの監督トーマス・トゥヘルは、ダルムシュタットについて次のような印象を語った。

「並外れたチームスピリットの結果だ。本当にチームのために全てを捧げようとする明確な意欲がある。エゴがそこにはない」

ダルムシュタットは昨季、ブンデスリーガ2部を2位で終える。今季は戦いの舞台を1部に移した。今のところ、6戦を終えて2勝3分1敗の10位に付けている。開幕戦はハノーファーを相手に2-2で終え、続けて第2節はアウェイでのシャルケ戦を1-1のドローに持ち込んだ。

 24日付の『キッカー』誌に、ハノーファーの監督ミヒャエル・フロンチェックは「我々は初戦で成功を収めることができなかった」と話した。裏返せばダルムシュタットは、初戦で成功を収めたということになる。そして勢いを得ると、12日にはチャンピオンズリーグ出場チームのレバークーゼンに、敵地で1-0の勝利を収めた。

 ダルムシュタットのGKクリスティアン・マテニアは、ドルトムント戦を「僕らにとって次のボーナス・ゲーム」と考えている。『キッカー』誌に話した。

 トゥヘルがマインツを率いた2013年、マテニアは公式戦7試合でベンチに座った。しかし出番はなく、当時は主にマインツのセカンドチームでプレーする。1部のトップクラスとの対戦を「ボーナス・ゲーム」と捉えるマテニアの楽観主義が、ダルムシュタットの現在の好成績に繋がっているのかもしれない。

 ドルトムントにとっては、再び勝ちを積み重ねて行くための重要な一戦となる。1-1の引き分けに終わったホッフェンハイム戦の後で、香川真司は「絶対に勝たなきゃいけない」と話した。

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