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香川真司 9年前

香川VS武藤の初戦は「普通でない状況」。5戦ぶり勝利へ、ドルト指揮官“第二の故郷”に挑む

text by 本田千尋 photo by Getty Images

5戦ぶり勝利へ、武藤&マリのコンビを抑えるか

 15日付の『キッカー』紙は、マインツ戦のBVBの先発予想を次のとおりとする。

【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、パク、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。

 13日に行われたイラン対日本の試合で、前半のみの出場となったこともあってか、香川真司は先発予想となっている。

 15日午後に行われたマインツ戦に向けての会見で、トゥヘルは「全ての選手が良好な状態で代表チームから戻ってきた」と話している。太ももの肉離れを起こしたシュメルツァーは、経過は良好だが、明日には間に合わないだろうとのことだ。

 トゥヘルは「我々は他でもなくマインツをとてもよく知っている」と述べた。古巣との対戦を「普通でない状況」と形容して、楽しみにしている。ドルトムントからすれば、最も警戒するマインツの選手はマリということになるだろう。

 マリはトップ下で大黒柱の働きを見せ、これまで6ゴールとチーム最多のゴールを挙げている。またアタッキングサードでの決定的な仕事に並々ならぬ意欲を見せている武藤嘉紀を抑え込めれば、「普通でない状況」で勝利を手繰り寄せることが出来るはずだ。

 マインツを去ることについて、トゥヘルは「正しい決断であると確信した」と言う。帰還に対するマインツの反応がどのようなものであれ、トーマス・トゥヘルは、BVBの指揮官として「第二の故郷」での勝利に全力を尽くすことだろう。

【了】

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