浦和レッズのミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】
天皇杯決勝が元旦に行なわれ、浦和レッズはガンバ大阪と対戦し1-2で敗北を喫した。
2012年に浦和の指揮官に就任したペトロヴィッチ監督だが、4年連続の年間タイトル無冠に終わった。天皇杯決勝を振り返り、「我々としては良くないゲームをしてしまったが、試合を観ている方には緊迫感のある好ゲームだったと思う」と一定の満足感を示した。
指揮官は「前半は悪い内容のなか1-1で折り返した」とし、「後半は我々が主導権を奪い、多くのチャンスを作っていた」と内容を誇った。それでも「CKから失点し、その後もチャンスを作ったものの同点に追いつけなかった」と結果を悔やんでいる。
5年間で5度目の準優勝と勝負強さに欠ける浦和だが、ペトロヴィッチ監督は「敗北したことにはガッカリしたが、選手たちは最後まで戦った」と擁護している。年間タイトル無冠に終わったことについても「シーズンを通して良い戦いができた」とポジティブな姿勢を貫いた。
ペトロヴィッチ監督就任以降、浦和は積極的な補強を続け戦力の面ではJリーグで圧倒的な優位性を保ってきた。1stステージでは無敗優勝を飾り今季こそ年間タイトル獲得に期待が集まったが、またしても準優勝に終わっている。指揮官は「勝てなかったということは何かが足りなかった」と、無冠の具体的な原因については言及していない。
来季、同指揮官のもと5年目のシーズンを迎える浦和。果たして、2016年こそ待望の年間タイトルを獲得することはできるのだろうか。
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