Jリーグの「秋春制」移行はあるか? JFA会長選挙に見る、カレンダー改革の可能性

史上初の2月開幕に加えて、従来よりも大幅に早まった11月上旬でのリーグ戦閉幕。ようやく発表された2016年のJリーグの全スケジュールを、理事の一人は「理想の限界」と表現した。ごく近い将来に訪れかねない、国内カレンダーの破綻を回避する方策は果たして存在するのか。問題点を整理していくと、31日に投開票を迎える日本サッカー協会の会長選挙にたどり着く。

2016年01月26日(Tue)10時20分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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11月3日に設定されたJ1最終節

「2ステージ制をやめるというのは、1年だけの検証では足りない」と語った村井満Jリーグチェアマン【写真:Getty Images】
「2ステージ制をやめるというのは、1年だけの検証では足りない」と語った村井満Jリーグチェアマン【写真:Getty Images】

 あちらを立てればこちらが立たぬ――。年が明けた13日になって、ようやくすべてのスケジュールが発表された2016年シーズンのJリーグは、物事を両立させることが難しいさまをたとえることわざに凝縮されるといっていい(編注:対戦カードの発表は28日)。

 準々決勝以降のACLの日程が未定だったことで、昨年12月から「調整中」となっていたJ1のセカンドステージとチャンピオンシップ、ナビスコカップ決勝トーナメントを含めた全体のスケジュールを、Jリーグの理事の一人はこう表現した。

「理想の限界です」

 すでにファーストステージは2月27日開幕、6月25日閉幕で発表されていた。例年よりも1週間繰り上げられた2月の開幕は、もちろんJリーグ史上で初めての措置だ。

 セカンドステージの開幕は7月2日。昨シーズンは設けられた2週間の中断期間を廃止し、11月3日に最終節を行う。ちなみに、昨シーズンの最終節は11月22日だった。

 チャンピオンシップは1回戦を11月6日、準決勝を同23日に一発勝負で、決勝戦を同29日、12月3日にホーム&アウェイ方式でそれぞれ行う。

 ナビスコカップは準々決勝と準決勝を国際Aマッチで中断される間の8月31日と9月4日、10月5日と同9日にそれぞれホーム&アウェイ方式で行い、同15日の決勝戦を迎える。

 前出の理事が言及した「理想」とは、おそらく3つからなる事項をさしているのだろう。

 まずは、何よりも現行の2ステージ制及びチャンピオンシップ開催を継続させることだ。昨シーズンに対する総括で、Jリーグの村井満チェアマンは今後についてこう言及している。

「微調整やチューニングはあってもいいと思いますけれども、2ステージ制をやめるというのは、1年だけの検証では足りないと私は思っています。いろいろとチューニングをしながら複数年をかけてやってみて、2ステージ制の在り方がいいかどうかは、その次のステップで議論していきたい」

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