本田、指揮官からの信頼は絶対的ではなかったのか。苦境の攻撃陣に漂う不安

ミランは現地時間6日、セリエA第28節でサッスオーロと対戦し、アウェイで0-2の敗戦を喫した。本田圭佑は2度の決定機を迎えるも、どちらも得点は決めきれず、ビハインドの状況で交代となっている。得点が欲しい場面で交代を命じられたことは、指揮官からの信頼は絶対的なものではなかったということなのだろうか。

2016年03月07日(Mon)15時36分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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本田、2度の決定機でシュートミス

本田圭佑
2度の決定機を逃した本田圭佑【写真:Getty Images】

「なんで我々のチームが心理的に崩れたのか、私にも正直分からない。試合直後のホットな状態でそれを分析するのは簡単ではない。最初の30分間は、我々がゲームを支配していた。ただこれまでも散々繰り返されていたように、その時間帯でゴールを奪うことができなかった。そしてセットプレーで、やってはいけない点の取られ方をした。守備をあらかじめ練習していたというのに」

 2失点で敗れたサッスオーロ戦後、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は記者会見の席でそう嘆いた。指揮官曰く、押していた最初の30分間には「11回のシュートチャンスがあった」という。本田圭佑も、そのうち2度の決定機にありついている。しかも開始の10分間で2度もだ。やはり、シュートは決めて欲しかった。

 シュートチャンスにありつくまでの動きは完璧だった。前半7分、ジャコモ・ボナベントゥーラが左サイドから中へドリブルで切り込んだ流れを見て、戦術通り右サイドからゴール前へ斜めに走り込む。サッスオーロの左SBフェデリコ・ペルーゾはこれに付ききれず、本田は最終ラインから飛び出した。

 ボールをキープしていたボナベントゥーラはミドルシュートを選択するが、GKアンドレア・コンシーリの弾いたボールが詰めたところに溢れた。これをゴールへ押し込もうとしたところ、GKに正面で弾かれた。

 その1分後、味方がボールを奪いカウンターになる流れを読み、50メートルほどの距離を疾走して縦のスペースへ飛び出した。そこにカルロス・バッカからスルーパスが供給される。本田はトップスピードで走ったまま、利き足でない右足で合わせる。しかしこれも、GKの正面に行ってしまった。

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