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本田圭佑 8年前

ミラン、“若き力”で挑む絶対王者ユーベ戦。本田に先発の余地ないが…指揮官も評価した「闘志と規律」

ミランは現地時間22日、セリエA第9節でユベントスと対戦する。今季のミランは若い力が躍動しており、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はリーグ5連覇中の絶対王者相手にも自信を見せている。負傷から回復してメンバー入りした本田圭佑は、やはりベンチスタートが濃厚のようだ。しかし、指揮官は本田に対して「闘志や規律はチームを作る上でのベースとなる」と評価している。(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

若きミランに敵将も賛辞。現地メディアからも称賛

ロカテッリ
17歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマ(右)と18歳MFマヌエル・ロカテッリ(左)【写真:Getty Images】

「ミランには賛辞を送りたい。イタリアの将来を担う、若くて才能のある選手たちを起用してリーグ戦で好成績を上げている。そして彼らを率いているのはとても素晴らしい監督だ。ミランは若く、とてもよく走り、しかも技術水準も高い。この試合で結果を出すには集中と、頭脳と、闘志と、そして技術が必要だ」

 ミラン戦の前日会見の中で、ミランに対しユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ監督はこのように褒めた。

 GKジャンルイジ・ドンナルンマやMFマヌエル・ロカテッリが堂々と主役を張り、チーム全体も溌剌と躍動する。彼らのことをイタリアメディアは褒めちぎっていた。この一週間の報道では様々な選手が各媒体のインタビューに答えていたが、今のチーム状態を批判するような質問などは浴びせられていなかった。

 こんなムードに対し、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は記者会見の中でこう語った。「褒めてくれるのは嬉しい。ただ、これで我々の間に油断が生じるようなことは望まない。もちろんこれらの賛辞は、正直な気持ちからであったことは分かる。ただそこで気を許して油断したくはない」。若い選手が多いから、ということなのだろうか、この日の会見でのモンテッラは、心理面でのマネジメントに留意するような発言を繰り返していた。

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