【日本 4-0 オマーン キリンチャレンジカップ】

　日本代表は11日、キリンチャレンジカップでオマーン代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。

　1ゴール2アシストの清武弘嗣は、自由にプレーすることを意識していたという。

「ピッチに入ってやるのは僕たちですし、監督も『あくまでアイディアを与えているだけ』と言ってくれている。そのアイディアを出しつつ、守りつつ、自分たちがピッチで感じたことは自由に出していきたいなとは今日は意識した」

　PKでチーム3点目を挙げたが「圭佑君がいなかったら僕だったので」と、キッカーに決まっていたようだ。ゴール右上というGK泣かせのコースへ冷静に蹴り込んだ。

　ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは、なるべく大迫勇也の近くでプレーするよう伝えられていた。清武のアシストから2ゴールが生まれたが、大迫の存在についてはこう語る。

「どっしり前で構えてくれる。サコはずっとやってきて、オリンピックには一緒に行けませんでしたけど、予選とかでやってきた。あいつ以上にボールが収まる人はいないと僕は思っているし、そこでタメができた。ケルンで今すごく試合に出ていて、得点感覚を今回出してくれた。そういう勢いが今のサコにはある」

　清武と大迫が、ハリルジャパンの攻撃の核になっていく可能性は十分にあるのではないだろうか。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

【了】