元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 第4回 波乱続きのリーグ開幕戦

サッカー批評誌上で2007年から5年間「哲学的思考のフットボーラー 西村卓朗を巡る物語」という連載を行っていた西村卓朗氏。現役引退後、VONDS市原の監督として新たな一歩を踏み出しました。

2013年08月25日(Sun)11時22分配信

シリーズ:元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦
text by 西村卓朗
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4月7日 On the pitch 第1節 横浜猛蹴戦(アウェイ)

 いよいよ関東社会人リーグ2部の開幕戦。

 前日はスライド開催をしていた三菱養和VS神奈川教員、東京海上日動VS厚木マーカスの試合を観に来ていたので、どのような戦いになるか、どんなレベルなのかをある程度把握できたのは、自分達が開幕を迎えるにあたり、とても心を落ち着かせる要因になった。

 もちろんチームでスカウティングに人が割けるような体制ではなかったので、前日練習はコーチに任せ、自分が行くことにした。

 実は昨年のまったく同時期に、自分の出身である三菱養和が関東リーグに昇格したこともあり、まだ浦和でコーチをしているとき、OFFを利用して、同じ会場で三菱養和の開幕戦を観に来ていたが、その対戦相手が偶然にも横浜猛蹴だった。1年前には自分が関東リーグのチームの監督になって、そこに立つ事になるとは、何とも不思議な気持ちになったことを覚えている。

 開幕は波乱の幕開けとなる。

 開幕戦の7日には9時からセカンドチームの千葉県大会の1回戦があったので、迷った末その試合のベンチにも入ることにした。指揮はコーチの方に任せたが、試合が動いたのは、残り1分を切ったところでの先制点。非常に風が強い日で、蹴ったゴールキックがコーナーキックになるような天候だった。

 その後慌てて試合会場へ移動。試合2時間前の12時には神奈川の保土ヶ谷に入らねばならず、10時30分過ぎに市原を出た。

 最初のアクシデントは強風による、アクアラインの閉鎖。風が強い日はよく閉鎖になることは知っていたので、朝の時点で電話し、確認がとれたのでベンチに入ることにしたのだが、10時30分の時点では閉鎖になっていた。さすがにこの時ばかり手に汗にぎり、嫌な胸騒ぎがあった。

 さらに驚いたのが、先に出発していた選手達のバスがまだ千葉を通過中だったこと。これもアクアラインが閉鎖になったためだ。その後東京回りで車を飛ばしたところ、幸いにも高速道路は順調で、12時少し前には到着することができた。

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