日本代表、Jクラブの広報戦略に満足していますか? ベルギー代表に学ぶ正しい「Youtube」の使い方

2013年11月09日(Sat)16時59分配信

text by 桑村健太
Tags: ,

ファンと絆を構築するためのツール

 J1全18クラブのうち、現在Youtubeチャンネルを持っているのはわずか9クラブであった。さらに、そのコンテンツのほとんどが選手紹介や定型的なインタビュー、クラブ応援TVのハイライトやスポンサーとのタイアップ企画といった、広報的ないしは広告的利用の域を脱していないのが現状である。

 Youtubeの専門チャンネルは、広告マーケティングの用語で「Owned Media」と定義される。「Owned Media」とは自社メディアのことであり、深いコミュニケーションによって見込み客を顧客に転換したり、顧客のロイヤリティ(忠誠心)を強化したりすることが担うべき使命だ。

 つまり、今まさに興味を持ち始めているファン、あるいはすでに好きになってくれたファンに対して、“絆”を構築いくようなコミュニケーションが必要なのだ。そういった意味で、ベルギー代表が見せる、選手の素顔にとことん迫ったYoutube活用にはどうしても可能性を感じてしまう。

 もちろん、選手たちはプロフェッショナルである。彼らのイメージを守ることもクラブチームの大事な務めであるし、選手たちはピッチの上で結果を残してこそ評価される。しかしそれでも、JクラブのYoutubeを用いたプロモーションはあまりにも低姿勢でどこか物足りない。選手たちの個性を引き出す「デジっち」的要素を、ベルギー代表のチャンネルに見た。

【了】

1 2 3 4

新着記事

↑top