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Uー17W杯日本代表コーチが来シーズンJ3参戦するUー22選抜監督の有力候補に(前編)

来季、12チームでスタートするJ3に参戦するU-22選抜。その監督として有力候補に挙がっているのが、高畠勉氏だ。

text by 編集部

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Uー17W杯日本代表コーチが来シーズンJ3参戦するUー22選抜監督の有力候補に(前編)
川崎フロンターレ公式ホームページ

 来季、12チームでスタートするJ3に参戦するU-22選抜。その監督として有力候補に挙がっているのが、高畠勉氏だ。

 高畠氏といえば、川崎フロンターレでのトップチームでの監督経験が2度ある指揮官だ。最初の指揮は2008年。関塚隆監督が体調不良によってシーズン序盤に退任するアクシデントで、途中からチームを率いて最終的には2位に。

 2010年にはシーズン開始から指揮を執っており5位でシーズンを終えている。2011年からは川崎フロンターレアカデミーのテクニカルディレクター、育成・普及部長などを経て、現在は年代別の代表スタッフとして活動。先日のU-17ワールドカップにもコーチとして帯同している。

 指揮官としての手腕はどうなのか。川崎フロンターレを取材しているサッカーライター・いしかわごう氏に聞いてみた。

「選手としても指導者としても、富士通一筋の方です。二度の監督では両方とも前任者である関塚監督の後を引き継ぐような形になりましたが、フロンターレのカラーでもある攻撃的なスタイルを大事にしていた印象です。

 2010年に関しては、最終的には5位に終わってしまいましたが、南アフリカワールドカップがあった年で、6月の大会後にチームの主力であるGK川島永嗣選手、チョン・テセ選手が海外に移籍し、さらに得点源であったレナチーニョも退団してしまいチームの戦力がダウンしたのは痛かったと思います。

 戦術も大幅に変えざるを得なくなってしまいましたし、そこの難しさはあったでしょうね。どちらかといえば攻撃的なサッカーを好む方だと思いますが、それよりも選手の個性や特徴を生かすことを第一に考える方だと思います」

【後編へ続く】

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