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日本代表 10年前

「アザールのプレー分かっていた。総合力で勝てた」ベルギー戦の勝因を分析する内田。走力の重要性も再確認

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

オランダ戦のミスを猛省

「トラップしたら相手も来ていたし、外にクリアしたら敵もいた。自分の中でかなり迷いがあった。オランダみたいに強いチームに先制点を与えると…。追いつけたらよかったけどちゃんと反省しないといけないよね。

 2点目の時は自分も絡めたし、イメージ通りだった。オカちゃん(岡崎慎司)に当てて落としが来て、大迫(勇也)が入ってきたのがちらっと見えたのでボールを出した。あとは大迫と本田(圭佑)さんの技術の問題だった。

 ああいう形が増えて、危ないところにいろんな選手が顔を出していけば、シュートチャンスが多くなる。後半はそういう回数が増えたからこそ、俺の最初の失点がマジでいらない。2-2の結果についてもホント、何も言えない。俺が失点していなければ、2-1で勝っていたらから」と内田は反省しきりだった。

 本田の2点目が生まれた時間帯は積極的な攻撃参加で右から相手を攻略していたが、本人はその仕事でチームを苦境に追い込んだ1失点目のミスを帳消しにしたとは思っていなかった。

 それゆえ、19日のベルギー戦では攻守両面で完成度の高いパフォーマンスを見せたいと考えていた。対面には欧州チャンピオンズリーグでも対戦しているアザール(チェルシー)が来る可能性が高かったため、内田自身も燃えるものがあった。

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