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日本代表 10年前

「アザールのプレー分かっていた。総合力で勝てた」ベルギー戦の勝因を分析する内田。走力の重要性も再確認

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「僕自身はチームのことでいっぱいいっぱい」

「アザールのプレー分かっていた。総合力で勝てた」ベルギー戦の勝因を分析する内田。走力の重要性も再確認
内田も走ることの重要性を改めて痛感したようだ【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 日本がベルギーを3-2で破った要因として大きかったのが、走力で相手を凌駕したこと。内田も走ることの重要性を改めて痛感したようだ。

「チャンピオンズリーグで俺らシャルケが負けた時も、監督から1人ひとりの走行距離のデータを出されて、『お前、こんだけしか走ってねえ』って言われる。やっぱりドルトムント、バイエルンなんかはチーム全体で1試合に120キロくらい走っていますからね。今回の日本代表が何キロ走っているか分からないけど、そういう部分もすごく大事ですね。

 年内の代表の活動は終わりだけど、僕自身はチームのことでいっぱいいっぱい。コツコツやるだけだと思います。チャンピオンズリーグとブンデスリーガで戦えていますし、チームにもいいメンバーがいる。そういう中で自分の中の役割をしっかりやって、また3月に呼んでもらえるようにしたいです」

 出場ナシに終わった割には、報道陣の前で嬉しそうにしゃべった内田。そんな姿を見せたのは久しぶりだった。それだけ日本代表の4試合ぶりの勝利に安堵したのだろう。

「勝ってはじめてリズムができる」という内田の言葉通り、2014年のザックジャパンがこの調子で上昇気流の乗るように期待したい。

【了】

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