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CLベスト16。死角なき絶対王者バイエルン、アーセナルはどう戦うべきか?

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

気をつけたい“持ちすぎ”

CLベスト16。死角なき絶対王者バイエルン、アーセナルはどう戦うべきか?
アーセン・ヴェンゲル監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 これをバイエルンが実行してきた際には、アーセナルはラインを崩してでも対処する必要がある。そして、その場合は空いたスペースをしっかり埋める事も必要だ。

 中盤でも、ウィルシャーやエジル、カソルラがボールを持ちすぎるとショートカウンターの餌食となるため危険だ。素早いパス回しでポゼッション率を高めたい。

 しかし、バイエルンにも不安要素はある。シャキリとリベリーが負傷によって欠場する事が決定している。リベリーの不在はアーセナルにとっても朗報だろう。

 アーセン・ヴェンゲル監督にとって、今季は9年間タイトルの無い状況から脱するチャンスの年。アウェイで行われるセカンドレグはより苦しい戦いとなるため、ホームで有利な状況を作りたい。

【了】

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