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本田圭佑 10年前

伊紙がミランの攻撃を詳細かつ痛烈に批判「創造性がない」「本田はサビチェビッチにはほど遠い」

text by 編集部 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「10分の無政府状態が続いた」

 攻撃面の連動性の欠如に加え、本田自身もドリブルやパスで違いを見せられなかったことが問題視されている。

 最終段落の小見出しは「穴」だった。

「エッシェンとバロテッリが入って、ミランの戦術は混乱した。10分の無政府状態が続いた。セードルフの戦術はバランスを微妙に損なう。バロテッリは低い位置までボールを探しに下がりすぎた。

 ムンタリは上がり過ぎ、エッシェンはポジションが見つからずに放浪した。モントリーボが唯一穴を埋めようとしていたが、充分ではなかった。デ・シリオは留め金が外れた。ボールは来なかった」

 勝ち点3を狙ったはずのセードルフ監督の交代は事態を悪化させただけだった。混乱の渦に巻き込まれた格好になった本田だが、後半途中からトップ下でプレーするチャンスがあったことも事実。

 ロッソネロの「背番号10」に相応しい創造性を一刻も早くピッチ上で披露しなければいけない。

【了】

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