マンU・モイーズ監督と日ハム・栗山英樹監督に共通する過ち

マンチェスター・ユナイテッドはなぜ勝てないのか? そんな談義をしていると野球好きの「ジュニサカ」編集長・滝川はあることに気がついた。プロ野球でも同じような例があった。果たしてその共通点とは?

2014年04月02日(Wed)10時29分配信

text by 滝川昂
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栗山監督の日ハム。1年目と2年目の違い

 マンチェスター・ユナイテッドはなぜ勝てないのか? 先日、お昼ごはん時に、そんな話題が上りました。

 すると、フットボールチャンネル編集長の植田が

「モイーズ体制になって、これまでファーガソンを支えてきたコーチをチームから一掃してしまった。逆にエバートンからモイーズ腹心のスタッフが入閣した。その結果、何が起きたか。

 これまでの強きユナイテッドのフィロソフィーがピッチ上で失われ、ユナイテッドのメンバーでエバートンのサッカーをしている。これでは勝てるわけがないですよ」と説明をしてくれました。

 なるほど――。

 監督が入れ替わっても、まだこれまでのスタイルを熟知しているコーチがいれば、今季のユナイテッドがここまでガラリと成績が落ち込むことはなかったかもしれません。

 こないだのアストン・ヴィラ戦は、香川選手が入ったことで、ルーニー、マタと狭いスペースでボールをつないで相手を崩す、昨年までのユナイテッドが垣間見られたのですが……。

 プロ野球の世界でも、一つの実例があります。

 北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が就任した年、それまで解説者だった栗山監督は、コーチングスタッフを大きくいじることなく、前体制のコーチをそのままにシーズンに臨みました。

 それまでの北海道日本ハムはヒルマン監督以降、そつのない野球、各打者が役割を認識し、チームのためにプレーができる、クレバーな常勝チームに完成されていました。

 栗山監督の意図はわかりませんが、そういうチームを熟知しているコーチ陣をあえて残したのかもしれません。結果、栗山監督は就任1年目で見事に日本一を達成しました。

 2年目、栗山監督は、コーチ人事に手を付けます。ほぼすべてのコーチ陣を入れ替えたのです。栗山色全面のコーチ人事は、大きな話題となりました。その結果は――燦々たるものでした。

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