フットボールチャンネル

マンU、CL今季最低ボール支配率も主将・監督は希望抱く。「バイエルン倒せる」「チャンスある」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「我々は第2戦でもゴールを決めなければ。どうにかしなければならない」

マンU、CL史上最低ボール支配率も主将・監督は希望抱く。「バイエルン倒せる」「チャンスある」
デイビッド・モイーズ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 一方、デイビッド・モイーズ監督は試合後、次のように話した。

「選手たちは非常によく戦ったし、我々はパフォーマンスに満足している。失点は残念だったが、選手たちはガッツを見せていた。ファンの声援と雰囲気も素晴らしかった。

 リバプール戦やシティ戦の敗因はいろいろあったが、今夜と比較するのは難しい。今夜違ったのは必ずいいプレーを見せようという選手たちの気持ちだろう。

 我々は第2戦でもゴールを決めなければならないし、このままのスコアではバイエルンが勝ち進んでしまうから、どうにかしなければならない。今夜の試合前に我々は、プレーを次のレベルに上げようと言っていた。好機も作ったし、それができたと思う。我々にもチャンスはあるし、次は敵地に乗り込んで勝利したい」

 BBCの解説者、ロビー・サベージ氏(元レスターMF/ウェールズ代表)は第2戦に向けてこう評する。

「バイエルンは試合を通してボールを支配したが決定機を量産したわけではない。だが問題はアウェーゴールだろう。バイエルンは2選手が第2戦で出場停止となるが、選手層は厚い。16強のアーセナル戦でもそうだったが、バイエルンの弱点は裏に抜けるボールを嫌う守備陣にある」

 欧州王者との大一番で引き分けというまずまずの結果を残したユナイテッド。次なる試合は5日に敵地で行われるニューカッスル戦だが、その4日後にドイツで行われるバイエルンとのCL8強第2戦へ向けたアウェー戦での足慣らしとして自信を深めたいところだ。

【了】

関連リンク

フットボールサミット第13回 香川真司取扱説明書 KAGAWAの活きる道
本田圭佑と香川真司 日本代表の核となる二つの個性
サッカー好きほど知らない戦術の常識

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top