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「あの負傷で右足を失いかけた」。アトレティコ不動の左SBフィリペ・ルイスが語る怪我からの復活とアトレティコのアイデンティティー

text by 江間慎一郎 photo by Kaz Photography , Getty Images

大の親日家。「スーパーマリオやドラゴンボールのTシャツもたくさん持っている」

――あなたは親日家でもありますね。

「日本が大好きなんだ。東京に行ってみたいと常々思っているんだけど、旅行をする機会にはまだ恵まれていない。日本では様々なことがうまく機能しているし、日本人は近しい人間への敬意を忘れない。

 日本のアイデンティティーは、アトレティコのものと同様に僕が共有できるものなんだ。スーパーマリオやドラゴンボールの絵柄がプリントされたTシャツもたくさん持っている。気に入っているよ(笑)」

――日本が好きになったきっかけは映画でしたね。お気に入りの映画監督は誰ですか?

「黒澤明だね。彼の映画はぜんぶ大好きで、特に『乱』が気に入っている。本当に多くの日本映画を見たけど、あの作品が一番だよ」

――『ツイッター』で、日本語を使って自己紹介をしたこともありましたね。

「『YouTube』で日本語のレッスン動画を見て、それでツイートするんだよ(笑)。元チームメートのディエゴ・フォルランは日本にいるし、彼のつぶやきをリツイートすることもあるね」

――いつの日か日本でプレーしたいと思いますか?

「もちろんだよ。ただ、今はとても難しい。アトレティコと長期契約(2017年まで)を結んでいるからね。でも日本でプレーしてみたいと心から思っているよ」

【了】

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