フットボールチャンネル

【ギリシャ密着!】史上稀に見る厳戒態勢、取材もほぼ無意味。日本戦に向けて超ピリピリムード

text by 清水英斗 photo by Hideto Shimizu , Getty Images

メディア対応もほぼ意味のないような状態

 16日、DFルーカス・ビントラとGKパナギオティス・グリコスの2人が出席して行われた記者会見も、つれない返答のオンパレードだった。

 会見はインターナショナルメディア(ほぼ日本メディア)の質問から始まったが、

――日本代表について印象に残っている選手は?

「個人については答えたくない」

――オフの時間はどのように過ごしているか?

「(広報が割り込んで)プライベートなことは答えられない」

――今大会はレフェリングの基準が話題になっているが、どう対応するつもりか?

「(広報が割り込んで)レフェリーに関する質問には一切答えない」

 と、少しでもNGワードが出れば即却下だ。常にチーム関係者から鋭い眼光で見張られている印象を受けた。もちろん、ピリピリした様子はコートジボワールも同じだったが、とはいえ、こちらの質問に対してここまで距離を置かれる印象はなかった。

 第1戦のコロンビアとの試合を0-3で落としたギリシャ代表。やはり1戦目の結果が少なからず影響しているのかもしれない。

 そして、やはり多くの記者にとって興味があるのは、次の日本戦でギリシャが戦い方を変えるかどうかのようだ。コロンビア戦を0-3で落としたギリシャにとって、日本戦は勝ち点と共に、得失点差を少しでも縮めなければならない。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top