スペイン、ウルグアイ、イタリアはなぜ敗れた? オランダ・コスタリカに見る番狂わせの法則

W杯に必ず起こり得ること、それが番狂わせだ。大方の予想とは異なる結果が今大会でも起こっている。スペイン、ウルグアイ、イタリアはまさかの敗戦を喫した。なぜ番狂わせは起こったのか? オランダとコスタリカを戦術的に分析し、共通点を探った。

2014年06月22日(Sun)14時18分配信

text by 内藤秀明 photo Getty Images
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非常に魅力的なブラジルW杯

スペイン、ウルグアイ、イタリアはなぜ敗れた? オランダ・コスタリカに見る番狂わせの法則
オランダがスペインを完全に料理した試合はサプライズだった【写真:Getty Images】

 ブラジル・W杯は、現在64試合中、29試合が終了した。(22日、原稿執筆時)今回のW杯は、スコアレスドローがわずか3つと非常に少なく、ほとんどの試合で得点がみられる大会になっている。

また、逆転勝利が多いのも今大会の特徴で、29試合8試合が人々を興奮させる展開になっているのも魅力だ。もちろん、逆転された側は、意気消沈してしまうわけだが…。

 いずれにしても、大量得点や変化のある展開が、サッカーファンを興奮させるのは間違いない。ただ、それら以上に我々を熱狂させてくれるのが、なんと言ってもサプライズ、そうジャイアントキリングだ。

 もちろん筆者も、ごく普通の日本人として、ごく普通なくらいは判官贔屓的な気質を持ち合わせている。ついつい、下馬評で不利なチームが点を決めると、腰を浮かしてしまう。

 今大会において、大物食いが成った試合は3試合あった。一つは、オランダが前回大会王者スペインに5-1で勝利した試合。残りの二つは、コスタリカが、ウルグアイ、イタリアを相手に、3-1、1-0と連勝した試合だ。

 オランダがスペインを完全に料理した試合はサプライズだった。ただ、それ以上に、コスタリカの快進撃には驚いた。筆者は、日本との親善試合を観て

「うーん、このコスタリカみてると(前線にいい選手が多いから)、イングランド食う気も…。イングランド、イタリア、ウルグアイと同組で勝ち抜けは難しいかもしれませんが、サプライズ提供してくれるかも…そんなチームですね」

 そうTwitterで呟いた通り、(Twitterアカウントは@nikutohide)、サプライズは起こすかもしれないが、決勝トーナメント進出、しかも1位でグループリーグ突破するなんて、想像もしていなかった。

 では、何故これらのサプライズは起きたのだろうか。偶然か。もちろん運も要素のうちの一つだ。ただし、運だけではないはずだ。

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