スペイン、ウルグアイ、イタリアはなぜ敗れた? オランダ・コスタリカに見る番狂わせの法則

2014年06月22日(Sun)14時18分配信

text by 内藤秀明 photo Getty Images
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前線の個の力とウイングバックのクロス&フィード能力

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ブライアン・ルイス【写真:Getty Images】

 オランダ、コスタリカ共に、前線にはタレントがいる。オランダには、ロビン・ファンペルシーとアリエン・ロッベン。コスタリカには、ジョエル・キャンベルとブライアン・ルイスがいる。彼らなら、多少なら数的不利でもなんとかキープしたり、独力で状況を打開したりできるため、一方的に攻められ続けることはない。

 また、オランダにもコスタリカにも、クロス精度が高い優秀なウイングバック(サイドバック)がいる。オランダは、スペイン戦で2アシストしたダレイ・ブリントが、コスタリカには、イタリア戦で1アシストしたジュニオール・ディアスがいる。前線のタレント能力で攻め切らなくとも、質の高いクロスやフィードを送れる選手がいれば、人数をかけずに効率よく点がとれる。

 今大会は、高温多湿で、常に走るのが難しく、芝もはがれがちでショートパスをダイレクトで、連続して繋げない。ポゼッションサッカーにはやや不利だ。だから、ある程度ポゼッションしつつも、機をみてサイドバックから裏にフィードやアーリークロスを送って、能力の高い前線の選手に決めてもらうという、省エネサッカーが有利だ。

 もちろん、グループリーグも進んでいき、このサッカーが対策される可能性も0ではない。また、このスタイルをオランダとコスタリカが継続していくかは両チームの指揮官のみが知るところ。

 とはいえ、現段階である程度成功を収めているのも確か。両チームがこのスタイルでどこまで突き進むのか、また今後番狂わせを起こすチームがオランダ、コスタリカとの共通点があるのか注目したいポイントだ。

【了】

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