英国人記者が見た日本代表。弱いメンタル、脆すぎる自信、間違えた戦術、JFAからの無理難題

1分2敗の惨敗でブラジルW杯を去った日本代表。相手との明確な差が露呈したコロンビア戦。この敗戦から見えた日本代表の課題とは?

2014年06月28日(Sat)11時55分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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軽率だった今野。優勢な試合で先制点を与える

 日本はテクニカルな選手を輩出することに関して世界でもベストな国の一つとして高い評価を得てきた。そして、そのいくつかは練習で学習できないものだ。

 サムライブルーは、現在5大会連続でW杯に出場しており、間違いなくいくつかの分野で進歩しているが、大舞台への認識の甘さがまだ残っているように感じる。日本人選手の大きな課題は、メンタルの強さと継続して自信を持つ心だ。

 アルベルト・ザッケローニは、グループリーグでの悲惨な敗戦によって多くの批判を集めているが、このイタリア人に全ての責任を負わせることは単純すぎる。

 彼は選手を選び戦術を決めてきたが、選手個々のミスは予測できないもので、ブラジルではこれがあまりに多かった。(特に重要な最終戦で)

 最初の15分間、日本は積極的かつ情熱的な姿勢で、既にベスト16進出を決めていたコロンビアを相手に優勢に試合を進めていた。

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PKを与えてしまった今野【写真:Getty Images】

 しかしその後、今野泰幸はエイドリアン・ラモスに対してペナルティエリア内でタイミングの悪いファールを犯し、ホセ・ペケルマンのチームにリードするチャンスを与えてしまった。(才能あふれるフアン・クアドラードがこのPKを決めた)

 なぜ今野がそのような選択をしたかは、彼のみが知っていることだ。しかし、そのような状況に陥ったことで彼は集中力と自信の欠如を露呈した。

 当然、監督は誰をマークすべきか、いつマークを外すべきか、そしていつ挑戦するべきかを何度も選手に話しているはずだ。しかし、彼らが感情を抑えることが出来なければ、それが違いとなってしまう。

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