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【W杯・試合採点】オランダ対メキシコ(ベスト16)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

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アリエン・ロッベン【写真:Getty Images】

GK 1 ヤスパー・シレッセン 6点
 ドス・サントスのシュートこそ止められなかったが、それ以外はいい飛び出しもあり、好パフォーマンスだった。

DF 2 ロン・フラール 6.5点
 突っ込み過ぎて、エレーラにかわされるシーンもあったが、それ以外は相手に仕事をさせなかった。

DF 3 ステファン・デ・フライ 7点
 相手をほとんどボックス内に侵入させなかった。また、素晴らしいロングフィードで攻撃をサポートした。

DF 5 ダレイ・ブリント 6点
 失点のシーンでは、しっかり体を寄せていたのだが、決められてしまった。試合途中から、デ・ヨングの負傷交代もあり、ボランチでプレーしたが、横パスばかりで、前線に効果的なパスを供給できなかった。適正はサイドだ。

DF 12 ポール・フェルハーフ 6点
 ヤンマートに比べればややものたりない。守備では悪くなかったが、攻撃における貢献度が低い。

MF 6 ナイジェル・デ・ヨング
 早い時間での負傷交代のため、評価不可

MF 10 ヴェスレイ・スナイデル 7点
 グループリーグでは、大きな貢献ができなかったスナイデルがようやく仕事をした。先制点をマークし、チームに勢いをもたらした。

MF 20 ジョルジニオ・ワイナルドゥム 6.5点
 中盤でハードワークし、主に守備で貢献した。

FW 9 ロビン・ファン・ペルシー 6.5点
 前線にボールが届かないため、引いて受けて起点になろうとしていた。しかし、ボックス付近でいいボールをもらえる機会があまりに少ないため、存在感はそこまで大きくなかった。

FW 11 アリエン・ロッベン 7.5点
 前半は消えている時間が長かったが、後半ようやく、輝き始める。ボックス近辺で6度ドリブルを仕掛けて5勝。PKも獲得し、チームに勝利をもたらした。ダイブとの批判もあるが、勝利をもたらしたのは間違いない。この試合のマン・オブ・ザ・マッチ。

FW 15 ディルク・カイト 7点
 左のウイングバックとしてプレーしていた時間帯は、ボールを持つ際に右足でボールを触るために切り返して、攻撃をスローダウンさせてしまった。しかし、右サイドにポジションを変えてからは、それがなくなり、サイドの攻撃を活性化させた。また、最終的にはフォワードとしてもプレーして活躍した。

交代選手

DF 4 ブルーノ・マルティンス・インディ 6.5点
 投入直後、試合に入れ切れず、浮き球処理を誤る場面もあったが、徐々に集中していき、左サイドの守備に貢献した。

FW 21 メンフィス・デパイ 5.5点
 積極性は魅力だが、この試合ではそれがやや空回った。

FW 19 クラース・ヤン・フンテラール 7.5点
 今大会、初出場、わずか数タッチで1ゴール1アシスト。決定的な仕事をやってのけた。出場前の準備も含めて評価したい。

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