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Jリーグ 10年前

【J1第17節プレビュー】ディフェンスを制する者が勝負を制する

中断明けのJ1で一歩リードしたのは、華麗にスタイルチェンジを遂げた浦和。連続無失点記録の更新など、ファンの期待が高まる今節は、難敵の鹿島をホームに迎える。

text by Football LAB

浦和(1位)vs鹿島(4位)

【J1第17節プレビュー】ディフェンスを制する者が勝負を制する
こぼれ球奪取率

 中断明けのJ1で一歩リードしたのは、華麗にスタイルチェンジを遂げた浦和。連続無失点記録の更新など、ファンの期待が高まる今節は、難敵の鹿島をホームに迎える。派手な打ち合いも珍しくないこのカードだが、今回は互いの守備に注目して観戦してみるのもいいかもしれない。西に目を向けると、6位の神戸は、昇り調子のG大阪との「関西ダービー」に臨む。

 浦和は前節の徳島戦で7試合連続のクリーンシートを達成し、J1新記録を樹立した。選手同士が距離感とバランスを意識したポジショニングを保つことで、ボールと人に対する素早いアプローチが可能となり、全エリアでのこぼれ球奪取率は2位タイ。A3rdとD3rdでは1位となっている。

 また、昨季と比較して自陣の空中戦勝率が大きく上昇していることも、守備の安定感が飛躍的に上昇した要因として見逃せない。こぼれ球奪取率では、鹿島も負けじと高い数値を誇る。リーグの歴史とともに因縁がありつつ名勝負を繰り広げる2チーム。火花散る球際の争いが、ゲームをさらにヒートアップさせる。

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