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シンガポール在住でオーストラリア人の『日本代表サポーター』。13歳のジェームズ君が語る“サムライブルー愛”

text by ダン・オロウィッツ photo by James Gau

Facebookでグループを作成。サムライブルーへの愛でつながる

――今後、オーストラリアと日本が戦うことになれば、どちらを応援しますか?

「僕がサムライブルーのサポーターになったのはごく最近のことだからね。でも、11月に日本とオーストラリアが大阪で対戦する時には、その試合をモトと一緒に観なければならないことは分かっている(苦笑)。

 質問の答えだけど、もちろん2011年のアジア杯決勝が僕の人生最悪の日(笑)だったんだから、僕はオーストラリアをサポートしなくちゃならない。でも、他のチームと対戦する時には常に日本代表のサポーターさ!」

――火曜日のブラジル戦で日本をサポートするためにどのように予定を立てたんですか?

「すごく些細なことから始まったんだ。僕たちは、試合が開催されることを知ってすぐにバナーやフラッグの作成を手伝いたいと考えたよ。きっと皆W杯やアジア杯に行くためにお金を貯金していただろうから、あまり多くの人が来られないんじゃないかと思ったんだ。

 僕は、多くの日本人がシンガポールで試合をする日本代表を見たいと思っていると考えて、彼らに情報を与えるためにFacebookでグループを作ったんだ。今では多国籍の約160人のメンバーがいて、彼ら全員がサムライブルーへの愛でつながっているんだよ。

 モトは通訳が出来るし、グラフィックデザインのスキルを持つ友達がいるから、何回かファンミーティングを開催したんだ。火曜日には午後3時にマーライオンの前で“ウルトラス・ニッポン”っていう日本の大きいサポーターグループと集会をやるんだ」

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